こんにちは。
今回”この漫画を読んでほしい!”で紹介するのは三部けい先生の【僕だけがいない街】。
累計400万部突破の大ヒットとなったこの作品はアニメ化、実写映画化、ドラマ化、スピンオフ小説とあらゆるコンテンツに広がりをみせました。
三部先生の作品はいつもそのストーリー設定と展開に驚かされますが、特にこの【僕だけがいない街】はあらゆるコンテンツで取り上げたくなるのも納得の面白さです。
この記事では【僕だけがいない街】の基本情報・おもしろポイントを紹介していきます。
【僕だけがいない街】の概要
三部けい先生にしか創れない絶妙なストーリー設定
冒頭でも紹介した通り【僕だけがいない街】はアニメ化、実写映画化、ドラマ化、スピンオフ小説化とあらゆるコンテンツに広がりをみせました。
三部先生が創るストーリーはSFミステリーとして絶妙なバランスを保っていて、唯一無二の、そして読者をのめり込ませる面白さがあります。
私個人の考えですが、このバランスが悪いと一部の読者が離れてく原因に繋がると思っています。
SF要素が強すぎれば、多少子どもっぽくなってしまい、ストーリーに粗もできシラけてしまう読者も生まれるでしょう。
逆にSF要素が弱すぎれば”この設定いる?”とSF部分の必要性に疑問をもったり、物足りなさを感じてしまう読者も生まれるでしょう。
三部先生のストーリー設定は絶妙なバランスと、その後の緻密な展開のため、そのような点がないので引っかかることなくどんどん物語に引き込まれていきます。
唯一無二でバランス設定が絶妙な三部先生の作品は基本設定の段階で、ドラマ・映画・小説とあらゆるコンテンツで観てみたいとも思わせてくれます。
【僕だけがいない街】は三部先生の作品の中でも特に、ストーリー設定・展開・事件の真相・特殊能力の使い方・オチとあらゆる面でパーフェクトな作品だと思っています。
現在(2021年11月時点)、「水溜まりに浮かぶ島」が完結(5巻)し、「夢で見たあの子のために」が連載中(8巻)の三部先生。
この2作も基本設定から興味をそそられるSFミステリーとなっていて、【僕だけがいない街】を好きな方にはぜひチェックしてほしい作品です。
主人公・藤沼悟と母・佐知子の強さ
三部先生の作品には個性ある魅力的なキャラがたくさん登場します。個人的には特に“強さ”をもったキャラクターを魅力的に描く先生だと思っています。
【僕だけがいない街】にもタイムリープした悟をサポートしてくれる同級生の小林賢也、タイムリープ前の世界で悟の味方になってくれる片桐愛梨と魅力的で強さをもったキャラクターが登場しますが、おすすめはやはり主人公親子です。
悟はリバイバルで過去にタイムリープすると、母親・佐知子殺害と、当時の連続誘拐殺人事件を阻止するため、がむしゃらに事件と真犯人に立ち向かいます。
周囲にサポートしてくれる仲間の存在も大きいですが、時に暴走しそうにもなる悟の強さがリアルに、そして魅力的に描かれています。
また悟の母親である佐知子の強さにもとても惹かれます。息子を守るための強さ、息子を成長させるための強さ、信じる強さ、あらゆる強さを感じますがその根底にあるのは“母の強さ”だと私は感じています。
この2人の“強さ”が前面に出た作品ですが、母親としての優しさや息子としての気遣いがところどころに見られ、とてもほっこりできるアクセントとなっています。
【僕だけがいない街】には魅力的なキャラクターがたくさん登場しているので是非みなさんの“推し”を見つけてみてください。
“この漫画を読んでほしい!”シリーズを一部紹介
一度入ったら一生出ることができない監獄街。そんな街から弟を助け出したい姉と、そこから脱出するため仲間と共に戦う弟との絆を描いた感動作!
イジメられていた主人公は、屋上から突き飛ばされ下にいた担任にぶつかってしまった。2人の身体が入れ替わり、主人公は担任の身体を使ってイジメ加害者に復讐を決意するが…。
火事を起こし離婚した母親と妹とともに家を出た主人公。その火事に疑問を持っていた主人公は家政婦となりその家に潜りこみ、事件の真相に迫る!
娘を守るため半グレ組織のメンバーを殺害してしまう。父・母・娘がそれぞれ”家族のために”半グレ集団と戦うクライムサスペンス!
ゲームヲタクが実際の戦闘を指揮!?戦場で知り合った子どもたちと主人公の”戦闘を捨てるための闘い”を描いた物語。
さいごに
以上、『この漫画を読んでほしい!【僕だけがいない街】他に類を見ない読み応え抜群のSFミステリー』について紹介いたしました。
あらゆるコンテンツに広がりをみせた【僕だけがいない街】。ミステリー好きにはぜひチェックして頂きたい作品です。
巻数も9巻と一気読みにもおすすめです。結末もすっきりした気持ちになるオチなので休日に読むにはピッタリの作品かもしれません。
このサイトでは私が実際に読んでおすすめしたい作品を紹介しています。私と漫画の趣味が合うと感じてくれた方は他の記事もぜひチェックしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。