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この漫画を読んでほしい!【そんな家族なら捨てちゃえば?】父はテープで仕切られた空間からはみ出てはいけない家族の秘密…

今回”この漫画を読んでほしい!”で紹介するのは、村山渉先生による【そんな家族なら捨てちゃえば?】です。

正直言いますと各サイトのレビューなどを読むとこの作品の評価は”とても良い”or”とても”悪い”というようにハッキリと別れているという印象です。
私自身は「確かに苦手な人もいるかもしれないな」とは感じはしましたが、思い切りハマっています。

好きな作品なので、実際はその人に刺さる作品なのに悪い評価やレビューだけを目にして「読むの辞めた」という人を少しでも減らしたいと思い今回”この”漫画を読んでほしい!”で取り上げることにしました。
ちょっと【そんな家族なら捨てちゃえば?】が気になっていたという方はぜひ参考にしてみてください。

この記事では【そんな家族なら捨てちゃえば?】の基本情報おすすめポイント評価が割れているポイント などを紹介していきます。

【そんな家族なら捨てちゃえば?】基本情報

作者村山渉
掲載元コミックトレイル
巻数既刊5巻(2023年3月時点)
*2023.03.16に6巻発売予定
連載期間2021年1月~連載中
あらすじ

篠谷令太郎には家庭がある。妻の和美と中学生の娘・一花の3人家族。
一見普通の家族に見えるがこの家族には少しだけ・・・・他の家族とは変わったおかしなルールがあった。
・令太郎は廊下に張られたセロテープを超えてはならない
・「ただいま」「おかえり」の挨拶はなし
・ドアの音を立ててはいけない
・(令太郎は)トイレを使ってはならない などなど。

何かしらの理由で妻の和美が令太郎を拒絶している。あまり自分を表に出さない令太郎はその現状を受け入れながらも妻が拒絶する理由を探っている。

中学生の娘・一花は両親の仲を元通りにしたいと願っているがなかなか状況は好転しない。
引っ越ししてきたとある家族と関わることで篠谷家に大きな変化が生まれた。

妻が令太郎を拒絶するに至った理由は?そして篠谷家の関係は修復されるのか?

【作者:村山渉 巻数:既刊5巻(2023年3月時点)】

【そんな家族なら捨てちゃえば?】おすすめポイント①:”リアリティの無さ”と”リアルさ”との絶妙なバランス

この【そんな家族なら捨てちゃえば?】という作品の一番の魅力は”リアリティの無さ””リアルさ”との絶妙なバランスです。
…よく分からない表現をしてしまっていたら申し訳ありませんが、私が感じる魅力はそのバランスなんです。

夫(父)が 床に張られたセロテープを超えてはいけない・トイレは使ってはいけない なんて普通に考えると「ありえない」と思いますよね。

でもこの作品を読み進めていくと、不思議なことにはじめは
「そんなのあり得ない」
と思っていた家族の形が
「あり得なくもないが飛躍しすぎ」
と変化し、そのうち
「いや、これ意外とリアルにあるんじゃないか…」
「ウチの家庭も一歩間違えればこんな状態になっていたかも」

と感じるようになってくるんです。

この感覚が変化していく過程でストーリーにのめり込まされ、言いたいことが言えないキャラに共感・応援したり、気持ちはあるのに空回りするキャラにイライラ・同情したりと感情移入していってしまう作品なんです。

【そんな家族なら捨てちゃえば?】おすすめポイント②:作品に奥行きを与えている「なぞなぞ」

令太郎の趣味はオリジナルのなぞなぞを作りSNSで披露すること。
私はこの令太郎の作るなぞなぞが物語に奥行きと深みを与えていると感じています。

なぞなぞ自体しっかり作られていて読者も一緒になって答えを考えることができるような造りになっていて、なかなかに凝ったなぞなぞになっています。
またその答えが物語の重要な伏線となっていることが多く、ミステリー感覚で読み進めることができます。

そしてそのなぞなぞがキャラとキャラとを、特に玲太郎と娘・一花とを結びつける役割も担っています。

いろいろな意味でなぞなぞがこの作品の重要ポイントとなっています。

【そんな家族なら捨てちゃえば?】の評価が割れるポイントは?

冒頭でも漫画サイトのレビューなどで、【そんな家族なら捨てちゃえば?】の評価は分かれていると言いましたが、原因は次の2点かなと考えています。
①作画が好き嫌い分かれる
②「非現実的だ」と感じてしまう

①作画が好き嫌い分かれる
村山先生の作画は正直、万人受けするようなものではないかなと感じています。
レビューの中にも「作画が苦手」という意見は見受けられ、特に人物の表情の描き方が独特かなという印象です。個人的には味があって、ストーリーに引き込まれていく段階で徐々に愛着が湧いてきました。

②「非現実的」と感じてしまう
おすすめポイントで“リアリティの無さ”と“リアルさ“の絶妙なバランスと紹介しましたが、物語序盤の玲太郎の家族からの冷遇は衝撃的でリアルさは感じられないかもしれません。
読み続けていくうちに徐々にリアルさを感じてくるとも紹介しましたが、そのリアルさを感じられないと「非現実的」だと感じるだけで面白さを感じられないのかもしれません。

以上の①、②が評価が分かれる理由かなと推察していますが、①②両方とも読み進めていくうちに「味のある作画」、「意外とリアルかも…」と感じ、それと同時に世界観に引き込まれいくタイプの作品だと思います。
もし苦手ポイントがあったとしても、読者を引き込む力のある作品です。是非ある程度のところまでは読み進めて頂きたいです。

さいごに

以上、『この漫画を読んでほしい!【そんな家族なら捨てちゃえば?】父はテープで仕切られた空間からはみ出てはいけない家族の秘密…』について紹介しました。

家族の再生をテーマにした作品ですが、いろいろ考えさせられたり、ハッとするタイミングのある作品です。

家族の周りの家族の再生を応援する者・かき回す者・家族の一員に好意を寄せる者達の動きも大きくなってきて展開がザワザワ動き出してきました。
今後の展開から目が離せませんね!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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