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漫画

電子書籍化が待望されている漫画家2名に注目 反対の理由や電子書籍化の可能性など 井上雄彦/浦沢直樹

私の趣味の一つは漫画を読むことです。

最近では電子書籍ばかり購入しています。

電子書籍の売り上げは年々増加傾向にあり、特に電子コミックの成長が著しいですね。

個人的には“電子書籍のメリットを体感してしまったら紙版には戻れない“という感想です。

私は好きな漫画は2度も3度も読み返しをする派で、お気に入りの作品は自分で持っていたいというコレクション欲もあるので、管理が楽という電子書籍のメリットを最重要視しています。

しかし、私の大好きな、是非とも全巻コレクションしたい作品の作者が2人も電子書籍化を反対されています。。

私の好きな漫画ベスト5に入る「SLAM DUNK」の井上雄彦先生と「MONSTER」の浦沢直樹先生です。

この記事ではそれぞれの先生の電子書籍反対の理由とこれからの電子書籍化の可能性について触れ、紙版の紹介もさせて頂きます。

電子書籍のメリット・デメリット

まず、電子書籍のメリットとデメリットを私の経験談やネット上の意見をまとめて簡単に紹介します。

メリット

  1. 管理・持ち運びが楽
  2. 基本紙版より安く買える
  3. 隙間時間の読書ができる
  4. いつでもどこでも購入できる
  5. 各サービス、無料で読める作品が多い

個人的には①③を重要視しています。

本当に管理が楽なんです。場所は取らないし、スマホ一つあれば全ての書籍を持ち運びできることになります。

そのため、ふいに出来てしまった隙間時間などに読書することも可能です。

個人的にはこのメリットが大きすぎて紙版には戻れなくなってしまいました。

デメリット

  1. 質感・ページをめくる間隔が味わえない
  2. 見開きが見づらい(スマホ)
  3. 貸し借りができない
  4. 電子化していない書籍がある

私の中での一番のデメリットは②ですね。

漫画の見開き1ページの衝撃度は時に、鳥肌が立ち大きな感動を与えてくれます。

電子書籍用のタブレットなどでは見開きに対応している端末もあるようですが、スマホでは見開きは1ページずつ分割になってしまいます。

これは大きなデメリットですね。

井上雄彦先生が電子書籍を反対する理由/今後の可能性

井上雄彦先生は公に電子書籍反対の理由を発信してはいません。

ネット上でも確たるソースのある理由は見つけられませんので、あくまで“だろう”レベルのお話ですが、少なくとも理由の1つにはなっているのではないでしょうか。

井上雄彦先生は“絵”や“コマの使い方”がとても上手で、大事にされている先生ですね。

「最後のマンガ展」という、「バガボンド」をモチーフにした展示会を開催するほどその画力には定評があります。

また、その「バガボンド」では筆で描いたり、表紙の紙質にもこだわる徹底ぶりです。

”コマの使い方”に関しては特に見開きの使い方の上手さや、その迫力ときたら群を抜いています。

SLAM DUNK」山王戦の試合終了直後の見開き1ページは、ページをめくった瞬間鳥肌が立ち、目の奥の方が熱くなったのを今でも忘れられません。今でも読み返す度鳥肌が立ちます。

電子書籍のデメリットでもあげましたが、電子書籍では見開きページは分割になってしまい、あの感動は味わえないんですよね。

以上のように井上雄彦先生は絵のタッチから、紙質、見開きの迫力などを大切にされていて、それを充分に味わうことの出来ない電子書籍で読んでもらいたくないのではと言われています。

確かに、「SLAM DUNK」でその感動を味わった身としては、その理由は充分に理解できますし、読んだことのない人には電子書籍があったとしても紙版を勧めるでしょう。

…でも、やはり電子書籍でも出してほしいです。電子書籍主流の読者としては、好きな作品は、自分の端末に入れておきたいんですよね。

井上雄彦作品電子書籍化の可能性

ご存知の方も多いとは思いますが、実は井上雄彦作品の中で一作だけ電子書籍化されている作品があります

車いすバスケをテーマにしたバスケ漫画「リアル」が2019年11月に電子版が発売開始されました。

ネット上では歓喜の声と、他の作品も電子化はあるのかという期待の声で溢れました。

しかし、残念ながらその後、新たに電子化される作品は出てきていません。

リアル」の電子化は2020年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックを見据えてだったようです。

他作品の電子化の予定はないようですね。

井上雄彦先生はこれまでも車いすバスケの普及活動に様々な形で尽力してきました。

東京オリンピックという契機に「リアル」を電子化させたのは、さらなる車いすバスケの普及を期待してということでしょう。

裏を返せば、これほど大きな契機がない限り、他作品の電子化はないかもと捉えることもできてしまいますね。

少なくとも近いうちでの電子化の可能性はかなり薄いと言えるでしょう。

井上雄彦作品の紹介

バスケットボール漫画の金字塔。超不良でど素人の主人公・桜木花道がバスケットマンとして成長していく物語。個性ある、チームメイトやライバル達もそれぞれ個性があり魅力的。
吉川英治の小説「宮本武蔵」が原作。宮本武蔵をはじめとした剣の道を志す者たちの物語。筆で描かれた繊細なタッチの絵はもはや芸術の域。現在37巻まで刊行されているが2015年2月から休載中。

浦沢直樹先生が電子書籍を反対する理由/今後の可能性

浦沢直樹先生は雑誌のインタビューなどを通して電子書籍を反対している理由を公に発信されています

具体的には、スマホのような小さな画面で見てほしくない・見開きで見てもらうことを前提にコマを構成している・無料で読んでほしくないという理由です。

↓↓↓詳しく読みたい方はこちらのインタビュー記事をご覧下さい↓↓↓

浦沢直樹先生も画力に定評のある漫画家ですよね。

中でも私は浦沢先生のキャラクターの“表情”の描き方が大好きです。

特に、冷徹・冷酷な表情の描き方は、背筋がゾワっとするほどです。

それは、もちろん画力もありますが、計算されたコマ割りも影響を与えているのでしょう。

また、インタビューの内容を読むと、浦沢先生は漫画そのものにも、自分の作品にも誇りを持っているのが伝わってきます。

私もその作品に感動させられた1人なので浦沢先生のおっしゃることは理解できるのですが、、それでもやはり、やはり、電子書版も読みたいんです。

浦沢直樹作品電子書籍化の可能性

浦沢先生の漫画や自分の作品に対する誇りを考えるとやはり電子化は厳しいのではという印象ですね。

ただ浦沢先生は現在、週刊ビッグコミックスピリッツで「朝ドラ」を連載中ですが、この作品に限っては雑誌電子版でのみですが電子化が遂に解禁されました

しかし単行本に関してはやはり電子化されていません。

井上先生同様、浦沢先生も近いうちでの電子書籍化の可能性は薄いと言えるのではないでしょうか。

浦沢直樹作品の紹介

ドイツに住む日本人医師天馬賢三が一人の少年ヨハンの命を救ったことから始まるサスペンス。衝撃的なヨハンの過去や正体が天馬の手によって明かさされていく。
優秀な保険調査員である平賀=キートン・太一の物語。基本1話完結。難解なストーリーから心温まるストーリーまでがあり、読み応えのある作品
並外れた柔道の才能を持つも、普通の女の子にも憧れる猪熊柔の物語。浦沢作品の中では珍しくコメディ要素も強い作品。
実際の歴史の裏を描くSFミステリー。人間の取りつき未来を予言する「こうもり」の声を聴いた人物が歴史的な事件に関わっていく。
主人公・遠藤健二が少年時代に友達と考えた事件が現実に起こり始めた。事件を起こしている「ともだち」の正体とは?
「鉄腕アトム」のあるエピソードが原作。人間とロボットが共存する世界で、世界最高水準のロボットが何者かによって破壊されていく。

まとめ

以上、電子書籍化が望まれている漫画家・井上雄彦/浦沢直樹について紹介しました。

お二人をはじめ、電子書籍を反対している漫画家の意見や言い分はもちろん理解できるんですが、電子書籍を活用しているファンからすれば、やはり電子が待ち遠しいですよね。

画力に定評があり、漫画や自分の作品に誇りがある故だとは思いますので、時代の移り変わりの中で納得して電子化してくれる時を待ちたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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