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この漫画を読んでほしい!【MONSTER】待望の電子化!/時代を選ばず受け入れられるサスペンス作品

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今回‟この漫画を読んでほしい!”で紹介するのは、以前から記事にしたいと思っていた浦沢直樹先生による人気作【MONSTER】です。

浦沢直樹先生は「紙」に対して強いこだわりを持たれていて、長い間、ご自身の作品の電子化を拒まれていました。
(詳しくは記事:電子書籍化が待望されている漫画家2名に注目をご覧ください)

しかし、ー時代の流れからそうも言っていられないーとのことからついに電子版を解禁されました。

その電子版解禁の第2弾としてこの【MONSTER】デジタル版が2022年2月28日に発売開始となりました。

個人的に好きな漫画ランキングトップを争う【MONSTER】の電子版発売に合わせ記事にしてみました。

以下、この記事では【MONSTER】がどういった作品なのかここがおもしろい!といったおすすめポイントを紹介していきます。

【MONSTER】の詳細

作者 浦沢直樹
掲載誌 ビッグコミックオリジナル
巻数 全18巻
連載期間 1994年12月~2001年12月
あらすじ

西ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に勤める脳外科医・Dr.テンマは天才的な技術を持ち、院長からも気に入られ出世コースを歩んでいた。
一方で、患者のためではなく、権力争いのために動いている自分自身に大きなジレンマも感じていた。

そんなある日、アイスラー記念病院に頭部を銃で撃たれた少年・ヨハンが搬送されてきた。
オペの準備をしていたDr.テンマだったが、その直後、院長と繋がりのある市長も搬送されてきた。
院長はDr.テンマに市長のオペを執刀するよう命じたが、Dr.テンマはその命令を無視し少年ヨハンのオペを執刀。
ヨハンは一命を取り止めたが市長は死亡。
Dr.テンマは出世コースから外され、冷遇を受けるが、院長派閥の人間が殺害される事件が起きる。
Dr.テンマは事件の影響もあり、再び出世コースに乗ることとなる。

数年後、Dr.テンマの前に命を救ったヨハンが姿を現す。
Dr.テンマはこの時、院長派閥の人間が殺害された驚愕の事実を知る。
ヨハンは再び姿を消し、Dr.テンマは一連の事件の犯人とされ追われる身に。

Dr.テンマはヨハンの後を追い、自分が蘇らせてしまった怪物のルーツを辿っていく…。

 作者:浦沢直樹,巻数:18巻(完結)

【MONSTER】のおすすめポイント①時代を選ばない唯一無二の世界観・設定

【MONSTER】に限らず、浦沢直樹先生の作品には独特で唯一無二の世界観があります。

特に「MONSTER」や「20世紀少年」などのサスペンス作品は伏線の張り方やその回収が見事で、明かされる事実も‟なんでこんな設定思いつくの!?”と何度も驚かされます。

【MONSTER】ではDr.テンマの追うヨハンが訪れる地で次々と繰り返される残忍な事件の真相と並行して、ヨハンの悲しく闇深い過去が徐々に明かされていきます。

過去の闇と現在進行形の事件が結びついた時の衝撃は浦沢先生の作品でしか味わえません。

そして個人的な意見にはなりますが、その設定や世界観は‟古さ”を感じさせません。【MONSTER】を読んでいないミステリー・サスペンス好きの方には是非読んでいただきたい作品です。

【MONSTER】のおすすめポイント②表情で語られるストーリー

どちらかと言えば浦沢直樹先生は言葉で全てを語らず、登場人物の表情や描写で読み手に伝えるタイプだと思っています。

また、浦沢先生は画力が高いことでも有名で、コマ割りや見開きの使い方にも強いこだわりを持たれています。

【MONSTER】でも描写で伝えるシーンが多く、登場人物の表情で心情やその後を読み取るシーンが多くあります。

喜びの表情、決意の表情、悲しみの表情と様々な感情の表情が描かれていますが、特に浦沢先生の描く冷徹な表情は圧倒的だと思っています。

具体的にはそれまで味方だったり心優しい人柄のように描かれていた人物が実は敵・非道な人物だったと切り替わる瞬間の表情は鳥肌が立つほどゾッとします。

浦沢先生の高い画力・そして繊細な表情の描写はグッとその世界観に入りませてくれます。

【MONSTER】のおすすめポイント③サイドストーリー

【MONSTER】のストーリーのメインはヨハンの過去と一連の事件の真相なのですが、ヨハンを追うDr.テンマが出会う人々の物語がサイドストーリーとして描かれています。

ストーリー本線はもちろん、このサイドストーリーも読みごたえがあり、アクセントとなっています

重い本線とは反対に温かい感動的なストーリーも数多くあるので、本線の重苦しいストーリーで苦しくなった心を癒してくれます。

さらにここでもおすすめポイント②で紹介した表情の話になるのですが、これらのサイドストーリーを言葉なしで登場人物の表情や描写で締める終わり方が多々あります。

Dr.テンマと別れたあとの人物のその後を最後の表情や描写で読者が想像を膨らませることができるのです。

このサイドストーリーが【MONSTER】という作品に深みを与えていると感じます。

個人的には2巻で登場するベルンハルトとのストーリーがオススメです

‟この漫画を読んでほしい!”シリーズ 一部紹介

さいごに

以上、『この漫画を読んでほしい!【MONSTER】待望の電子化!/時代を選ばず受け入れられるサスペンス作品』について紹介いたしました。

【MONSTER】は個人的に本当に大好きな作品で、文芸作品を読んでいるような、絵画を見ているような、映画を観ているような、様々な感覚を感じ取れ、漫画という枠組みを超えた作品だと思っています。

大げさに聞こえるかもしれませんが、私にとってはそういった作品の一つです。

ぜひ、ミステリー・サスペンス漫画好きの方には、年齢問わず・男女問わず読んで頂きたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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