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この漫画を読んでほしい!【NINKU-忍空】大人気忍者&空手漫画/後世に大きな影響を与えた作品/連載中断多かった理由

今回紹介する作品はジャンプ黄金期(80年代~90年代)を支えた作品の1つ【NINKU-忍空-】です。

黄金期ジャンプのテーマである「努力・友情・勝利」が詰め込まれていて、シリアスとギャグのバランスが絶妙な名作です。
世代の方にとっては人気作であった忍空、アニメや漫画を見ていなくても名前は知っているという方が多いでしょう。
ただ、その後に続編やアニメ以外のコンテンツへの展開が少なかったため、若い世代の方の中には知らないという方も多いかもしれません。

【NINKU-忍空-】は(下記で細かく紹介しますが)人気忍者漫画「NARUTO」に大きな影響を与えた、いえ、もっと言えば「NARUTO」は【NINKU-忍空-】無くして生まれなったと言えるほど後世に影響を与えた作品です。

この記事では【NINKU-忍空-】の基本情報おすすめポイント連載中断が多かった理由パクリ?について紹介していきます。

【NINKU-忍空-】基本情報

作者桐山光侍
掲載誌週刊少年ジャンプ
ウルトラジャンプ
巻数NINKU-忍空-
全9巻
全6巻(文庫版)
※この記事で紹介しているのは文庫版です
忍空~SECOND STAGE干支忍編~
全12巻
連載期間NINKU-忍空-
1993-1995
忍空~SECOND STAGE干支忍編~
2005-2011
あらすじ

「忍術」と「空手」を組み合わせた最強の武術・『忍空』。
忍空は刀や銃などの武器を一切使わず、さらには彼らにそれらの武器は通用しなかった。
最強が故に封印されていた忍空は、50年に及ぶ戦乱の世に平和をもたらすために解き放たれ忍空組を結成。

12番隊で編成されそれぞれの隊の隊長は十二支をなぞり干支忍(えとにん)と呼ばれた。
忍空組は、戦乱を治める大きな役割を果たした。

EDO歴3年ー
世は50年続いた戦国時代を乗り越え”ひとまずの”平和を取り戻していた。
しかし、戦場で活躍した忍空組の残党はその力を持て余し、平和の世に馴染めず、暴挙を繰り返す者もたくさんいた。元忍空組1番隊隊長・風助は旅の途中、元忍空組残党の不穏な動きに気づき忍空組隊長の仲間達とその野望を阻止しようと争いの巻き込まれていくー。
※SECOND STAGEは干支忍たちの出会いを中心に描かれています。

作者:桐山光侍 巻数:6巻(ビッグボリューム版)

【NINKU-忍空-】おすすめポイント①王道×オリジナリティ

冒頭でも紹介しましたが、忍空はジャンプ黄金期のテーマである「努力・友情・勝利」を中心に描かれたバトル漫画の王道作品と言えます。
ただ、王道作品の中でも唯一無二のオリジナリティがあり、他作品とは一線を画する作品という印象でした。

不細k…ユニークな主人公の見た目、その主人公風助の持つ強さと優しさ、少年漫画の中ではシリアスで残虐な描写や展開、まぁまぁ下品な下ネタギャグ、シリアスとギャグの高低差…。
これらの要素が絡みあって、忍空は他作品と比べても良い意味で異質な作品と感じていたのは私だけではないはずです。

王道の中にも他作品にはないオリジナリティが盛り込まれた唯一無二の作品と言える【NINKU-忍空-】。
ジャンプ黄金期を通っていない若い方、連載当時は読んでこなかった方、ぜひ一読いただきたいです。
連載当時読んでいた方、ジャンプ黄金期の懐かしの名作は胸が熱くなります。うん、やはり一読いただきたいです。

【NINKU-忍空-】おすすめポイント②後世にも大きな影響を与えた作品

世代を超えて愛される作品や、リスペクトされ先の漫画家に大きな影響を与えるというのは『名作』と呼ばれるために必要な要素の1つかと思います。
その点から見れば【NINKU-忍空-】は後世に絶大な影響を与えた名作と言えるでしょう。
2000年代初期に「ONE PIECE」・「BLEACH」の2作品とともに『ジャンプ三本柱』と呼ばれ、今も続編の「BORUTO」が連載中である『NARUTO』は特に【NINKU-忍空-】の影響を受けた作品と言えます。

「NARUTO」の作者・岸本斉史先生は「忍空の続きが読みたくて(NARUTOを)始めた」と語るほど【NINKU-忍空-】に影響を受けていたそうです。

NARUTOは忍空のパクリなの?なんて声もありますが…

まぁ岸本先生が↑にあるようなコメントを残してますし、実際に忍空の影響を受けたであろう技や描写がNARUTOには存在するのでパクリだという声が出てくるのも解りますが、、
私としては、尊敬する作品に影響を受け、岸本先生独自の世界を描いた作品という印象しかなく、パクリとは全く感じません。
パクリor影響を受けた の判断は主観によるところが多いので私個人の主観しか述べられませんが、これをパクリだと言ってしまうのはちょっと違う気がします。

休載が多かった理由:求めるモノと求められるモノの相違

【NINKU-忍空-】は上記の基本情報の連載期間を見てもらうとわかるとおり、完結までに長い休載期間を挟んでいます。
この記載以外にも中期的な休載も挟んでおり、なかなか連載が進まない作品でした。
しかし、作品人気は作者を予想を上回るもので、アニメ化も決定。連載がなかなか進まないこともあり、アニメは原作とは異なる部分がかなり多い作品です。

桐山先生はもともと格闘技が好きだった訳ではなく連載が進むにつれて忍(忍者)空(空手)の空の部分が書けなくなっていったと語っています。
ジャンプ黄金期であった連載当時は格闘・バトル漫画の人気が最高潮であった時代です。
桐山先生はバトル・格闘技要素を描くことが苦しくなっていったのに、これらの要素はジャンプからもファンからも常に期待されていたと予想できます。
これらの時代背景や桐山先生の過去のインタビューなどから、桐山先生はこだわりも強く、求められるモノと描きたいモノが離れていたしまったことが休載の多かった理由ではないかと推察することができるのではないでしょうか。

さいごに

以上、『この漫画を読んでほしい!【NINKU-忍空】大人気忍者&空手漫画/後世に大きな影響を与えた作品/連載中断多かった理由』について紹介しました。

ジャンプ黄金期に、そのテーマの王道の要素を取り入れつつ、他作品とは明らかに異質な雰囲気を持っていた名作・【NINKU-忍空-】。
桐山先生は忍空連載後、新たな作品は出されておらず、漫画過活動をされいるかも不明です。
(【NINKU-忍空-】のイベントに出席されたことはあるようです)
それもあってか【NINKU-忍空-】は当時、同等の人気を博した作品に比べれば、現在の注目度は低いかなという印象を受けます。
ジャンプ黄金期の『熱さ』や『強さ』を持った作品です。
忍空連載当時を知らない若い方にもぜひ読んで頂きたい作品です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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