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この漫画を読んでほしい!【六人の嘘つきな大学生(プラス1)】大手企業の1つの採用枠を懸けた就活サバイバルミステリー

今回”この漫画を読んでほしい!”で紹介するのは【六人の噓つきな大学生(プラス1)】です。

この作品は浅倉秋成先生によるミステリー小説のコミカライズ作品で、漫画は大沢形画先生・キャラクター原案は杉基イクラ先生が担当しています。
原作の小説「六人の噓つきな大学生」は、
■ブランチBOOK大賞2021 大賞
■『このミステリーがすごい!』大賞2022国内編 8位
■『2022本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング 4位
などなど数多くのランキングで受賞・ランクインをして話題を集めた作品です。

漫画を担当しているのは大沢形画先生、キャラクター原案は杉基イクラ先生が担当されています。

話題を集めたミステリー小説が原作ということもあり、読み応え抜群のコミカライズ作品となっています。

この記事では【六人の噓つきな大学生】の基本情報・おすすめポイントなどを紹介していきます。

【六人の嘘つきな大学生】基本情報

作者原作:浅倉秋成
漫画:大沢形画
キャラクター原案:杉基イクラ
掲載誌ヤングエース
巻数既刊:2巻
連載期間2022.7月号~連載中(2023.10時点)
あらすじ

大学生波多野祥吾は成長著しいIT企業「スピラリンクス」の新卒採用試験に挑んでいた。
波多野は無事に、最終試験に残ることができた。

波多野とともに最終試験に残った6人に伝えられた最終試験内容は「グループディスカッション」。
内容によっては6人全員への内定もあり得るとのことで6人は協力体制を敷いて密に打ち合わせを続けていた。
波多野から見る他メンバー5人は、それぞれが、それぞれに秀でている武器を持っていて最高のチームを築けていると確信しつつあった。

そんな折、6人に衝撃的な連絡が入る。
ー内定枠は1つ。ディスカッションの内容は「誰が内定に相応しいか」ー

6人は動揺しながらも正々堂々勝負することを誓う。

そして最終試験当日、試験会場に置かれた1つの封筒によって試験は衝撃的な展開を見せる。
その封筒には各メンバーに関する暴露ネタが仕込まれていて、それまで見えていた様々なモノを変えてしまった。封筒を置いたのは誰?そして目的は…?

【六人の嘘つきな大学生】おすすめポイント①合格者のネタばらしパートの技法は圧巻

本作品は(現在のところ)大きく最終試験内容の発表~試験終了までの最終試験パートと、試験のその後が描かれている試験後パートに分かれています。

最終試験パートでは、試験までの協力体制を敷いた準備期間から、試験会場で封筒を発見しこれまでの関係が崩された最終試験の終了までが描かれています。
封筒が見つかり、最終候補者達が、誰が封筒を置いたかを探り合い、疑心暗鬼に陥っていく様はミステリー・サスペンスの要素もあり、ハラハラさせられます。

そして試験後パートへ。ここのパートが実に巧みに描かれています。さすが、話題を集めたミステリー小説のコミカライズ作品と唸る展開でした。
ネタバレを避けるため、詳しい内容や展開を紹介するのは控えますが、徐々にネタばらしされていく展開は、何度も再考察しながら読める充実感があります。

2巻終了時点ではこの試験後パートも一段落を迎え、見事解決かとも思われたのですが、、封筒事件はさらなる謎が残る展開となりました。次巻が待ちきれません。。

【六人の噓つきな大学生】おすすめポイント②人間の表裏がリアル!・第一印象の信頼度の低さを痛感

内定枠が「1」に変更される前の全員で合格を目指していたメンバーたちは、それぞれが優秀で協力し合える良好な関係を築いているように見えていました。
が、誰かが置いた暴露ネタ入りの封筒のせいで、彼らの醜い一面や恥ずかしい一面が明らかにされ、それぞれの人物像は大きく変わってしまいました。

これって実際の社会でもよく経験するなぁと痛感する部分が多々描かれています。
例えば、職場や学校ではじめは優秀な人だ・真面目な人だと思っても裏の部分を見たり知ったりして「え?こんな人だったの…?」と思ったことはありませんか。
そこまでいかずとも第一印象と実際の人物像が大きくかけ離れていたことなんてのはよくあることだろ思います。

もちろん小説・漫画の世界のストーリーなので誇張して書かれている部分はありますが、そのリアルさ、人間の裏の顔・弱い部分・ずるい部分が心地よくすらある作品です。

さいごに

以上、『この漫画を読んでほしい!【六人の嘘つきな大学生(プラス1)】大手企業の1つの採用枠を懸けた就活サバイバルミステリー』について紹介いたしました。

さすが、話題のミステリー小説が原作のコミカライズ作品!と唸りたくなる作品です。
おそらく手法としては小説向きな手法を使っているのでしょうが、大沢先生の構図力・展開力でしっかりと漫画に落とし込んでくれていて、かなり読み応えのある作品になっています。

最近、小説のコミカライズ作品を読むことが多いですが、原作が小説の作品はストーリー展開が本当に読み応えがありますね。
「鬼人幻燈抄」「記憶屋」と完成度の高いコミカライズ作品の記事もありますのよかったら覗いてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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