こんにちは。
今回の「この漫画を読んでほしい!」シリーズで紹介する作品は少し昔の作品、【代紋(エンブレム)TAKE2】です。
1990年から2004年までに連載された全62巻(完結)の超大作です。
死に際に過去にタイムリープしたうだつの上がらないチンピラが、自分の人生を変えるべく歴史を変え成り上がっていくSF作品となっています。
“未来を知っている”という武器を使って成り上がっていくサクセスストーリーは読みごたえ抜群です。
また、この作品の最終回については賛否両論が巻き起こりました。
この記事では【代紋(エンブレム)TAKE2】のおすすめポイントと最終回について(ネタバレなし)を紹介していきます。
目次
【代紋(エンブレム)TAKE2】の概要
作者 | 原作:木内一雄 作画:渡辺潤 |
ジャンル | SF,ヤクザ,極道,タイムリープ |
掲載誌 | 週間ヤングマガジン |
連載期間 | 1990年~2004年 |
巻数 | 全64巻(完結) |
あらすじ うだつの上がらないチンピラ・阿久津丈二は弟分にもこき使われ見下されていた。ある日、その弟分から鉄砲玉になるよう指示される。その支持の途中情けないミスで自らの銃弾を浴び死んでしまう。 |
【代紋(エンブレム)TAKE2】のおすすめポイント・読みどころ
【代紋(エンブレム)TAKE2】の面白さのポイントは
◆タイムリープを上手に利用している
◆元駄目チンピラが成り上がるサクセスストーリー
の2点があげられるでしょう。
タイムリープを上手く利用
丈二は自分の駄目人生を変えるべく新しい極道人生を突き進んでいきますが、タイムリープしたおかげで、いつ何が起こるという“情報”を持っています。
この情報という武器のおかげで起こる事件を未然に防いだり、前の人生で組織の幹部が使った手法を用いてトラブルを回避したり、のちに流行る商売を先駆けて始めたり…。
このようにして丈二は周囲の人間からの信頼を得、実績を積んでいきます。
特に、前の人生で組長殺害事件を起こした「念仏の石田」との一件、
刑務所内で巨大組織・神戸明石組の幹部渕上とのストーリーはタイムリープを上手く利用していて読み応えがあります。
またこの二人はその後の丈二の心強い仲間となります。
爽快なサクセスストーリー
前の人生では弟分にもこき使われるような駄目駄目チンピラだった丈二ですが、リープ後は情報を武器に成り上がっていきます。
丈二の武器は情報だけではありません。10年間の知恵と経験、それから“どうせ情けない死を迎えるなら”と開き直って得た覚悟です。
巨大な敵相手にも怯むことなく立ち向かい成り上がっていく姿は爽快です。
丈二は若くして組みを任せたり、巨大組織の幹部と五分の兄弟になったりと前の人生では考えられない人生を歩みます。
いや、そんなうまくできるなら前の人生でももっと上手くやれるだろ(笑)という気持ちと、いや、実際リープのおかげで多くの信頼を得て、実績を積み重ね自信がつくとこうも変わった人生が歩めるのかという気持ちが交わります。
情報と自信という武器を得た丈二の成り上がり人生は見応えたっぷりです。
賛否両論あった最終回(※ネタバレはしません)
この【代紋(エンブレム)TAKE2】という作品について最も話題を呼んだうちの一つが、賛否両論あった最終回についてではないでしょうか。
まあ、こういう書き方をするということは「否」が多かったわけです。
最終回では丈二のタイムリープの謎が解明されます。
それまでもタイムリープの謎のついては度々ほのめかされていました。一応それまでの伏線は回収できており辻褄はあっていますが、“そんなオチかい”感は否めません。
私個人的にもオチについては「否」側です(笑)。
ただ、それまでのストーリーで充分に楽しめる作品で、堂々の「この漫画を読んでほしい!」シリーズでお勧めしたい作品です。
気になる方には、是非ご自分でエンディングの賛否を判断して頂きたいです。
「この漫画を読んでほしい!」シリーズ作品
最後に
以上、『この漫画を読んでほしい!【代紋(エンブレム)TAKE2】超大作SFヤクザ漫画のおすすめポイントを紹介/賛否両論の最終回』について紹介いたしました。
全62巻・連載期間15年と大ヒットした超大作です。
読みごたえ抜群のストーリーと賛否両論巻き起こったエンディングをぜひ楽しんでみてください。
また、ほかの「この漫画を読んでほしい!」作品もチェックしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。