こんにちは。
今回”この漫画を読んでほしい!”シリーズで紹介するのは東條仁先生の【合法都市】です。
2008年から2010年まで週刊ヤングジャンプにて連載された作品ですが、突如連載終了となってしまい”面白かったのにどうして打ち切りに!?”という疑問の声もあがりました。
また、期待されていた続編も始まり…そしてまた……連載終了(打ち切り?)となってしまいました。
この記事では【合法都市】のおもしろポイントや打ち切りについて、また続編である「新・合法都市」について紹介していきます。
目次
【合法都市】の概要
★打ち切りとは言え、【合法都市】は充分に読み応えのある作品です!中途半端なところで終わってしまうことは残念ですが、ぜひおすすめしたい作品です。
【合法都市】のおもしろポイント
①王道ハードボイルド 寺沢准一(遠藤優介)が渋カッコイイ
「バンリュー石油」に潜りこんだ寺沢准一(遠藤優介)はSIT(特殊捜査班)にいたこともあり戦闘の腕は超一流です。
また、「バンリューの寺沢」でいる時は常に冷静沈着、盤流市の秩序を守るため粛々と仕事をこなす様はまさにハードボイルドです。
潜入捜査のためとは言え、群れずに我を通す様は渋く惹かれます。
一方で、「警察官の遠藤」としては、潜入捜査官としての孤独、葛藤、熱い想いを抱えています。
その二面性がとても魅力的に描かれていて、読み進めていくういちにどんどん寺沢と遠藤の魅力に引きこまれていきます。
遠藤の師である城戸との対決のシーンはアクションの面では迫力があり、ストーリー的にも読みごたえがあり、大きなおすすめポイントのひとつです。
②ラスボスが魅力的
私は良い漫画の大きな条件の一つが“敵が魅力的であること”だと思っています。
この【合法都市】という作品も最大の敵・盤流源一郎がとても魅力的に描かれているのです。
確かに源一郎は「盤流市」の秩序を守るため、違法な取り締まりをし、時にはバンリュー社員に処刑までさせていました。自らの命を襲う者を手にかけてもいました。
しかし、それはあくまでも”盤流市を守る”ためであり、盤流で暮らす一般市民は盤流の石油のおかげで豊かで豪華な暮らしをすることができています。
また、一般市民にとっては自分たちの生活や身体に危害を加える無法者を取り締まってくれるバンリューや源一郎のに対して感謝の気持ちすらありました。
バンリュー社員たちも手厚い待遇を受け、源一郎に感謝・尊敬の念を抱いています。
しかもそれは決して恐怖で支配されいる訳ではなく、市民や社員に手厚い待遇をする姿からも見て取れる源一郎の、豪快さや、カリスマ性から生まれていました。
源一郎を逮捕するべき潜入捜査員の寺島(遠藤)もまた、源一郎の魅力に取り込まれそうになる場面すらあります。
寺沢(遠藤)vs盤流源一郎の決着がどう着くのか楽しみだったのですが・・・。
【合法都市】連載終了
合法都市は65話で急遽連載中止となってしまいました。
ストーリーとしては一つの事件が片付き、次の展開に向けて伏線が撒かれ”さぁ、これから本格的に物語が動き出すぞ!”というタイミングでの連載終了であったため、「打ち切り」だったと予想されます。
個人的にはかなり面白い作品で、掲載順も後ろの方だったとは言え、そこそこには人気があったという印象だったので残念という気持ちと、”何で?”という疑問で溢れました。
事実、ちょこちょこツイッターやネット上で”続編が読みたい”という声を定期的目にしました。
続編の連載スタート…そしてまた打ち切りか!?【新・合法都市】
そしてなんと、【合法都市】連載終了から10年(2020年)、ついにLINEマンガにて続編にあたる【新・合法都市】が連載開始されました。
大きな告知もなかったと思いますし、LINEマンガを利用していない方の中には知らなかったファンも多かったようですね。
この【新・合法都市】を読むためにLINEマンガ利用を始めたという方もいるようで、合法都市の続編を待っていたファンにとっては待望の連載となりました。
・・・が、【新・合法都市】も74話で急遽連載中止となってしまいました。またもやストーリー的に中途半端なところでの終了となっています。
ファンからすると続編が読めるのは嬉しいことですが、何度もがっかりさせられるのも辛いですよね。
さいごに
以上、『この漫画を読んでほしい!【合法都市】人気があったのに打ち切り!?/待望の続編もまさかの打ち切り!?』について紹介いたしました。
打ち切りと言われていましたが、続編を期待する声も多く、”なんで?”感が強かった【合法都市】。
待望の続編である【新・合法都市】も中途半端なところで終了してしまったことから考えると、単純に”不人気”で打ち切りになったのではないのかもしれませんね。
作者の体調不良、掲載誌とのもめ事、はたまた単純に不人気だから、どんな理由で連載終了となったのかはわかりませんが、ぜひ東條先生もファンも納得する形で【合法都市】を終わらせてほしいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。