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【中学理科】「遺伝子」と「DNA」は何が違うの?/具体的な解答例も紹介

こんにちは。

今回の記事でも学習塾経営時代に質問の多かった問題について解説していきます。

今回のテーマは中学理科で学ぶ「遺伝子」と「DNA」の違いについてです。

似たような言葉で、はっきりとした違いについて答えられない方も多いかと思います。

問題として出題された際には、遺伝子と答えるべき問題、DNAと答えるべき問題がしっかり区別されているので注意が必要です。

「遺伝子」と「DNA」の違いをしっかり理解して、区別できるようにしていきましょう。

遺伝子とは

Puzzle Dna Research Genetic Piece - qimono / Pixabay

生物は親から子へ、その特徴が受け継がれいていきますね。

皆さんがお父さんやお母さんと似ているのも2人の特徴が情報として受け継がれているからです。

この特徴を親から子へ生物としての特徴を受け継ぐことを遺伝といい、その特徴を伝える設計図とも言えるもののことを遺伝子といいます。

この遺伝によって受け継がれる特徴のことを形質といいます。

遺伝子はDNAを構成する一部分です。

DNAとは

Dna Genetics Science Research Gene - Tumisu / Pixabay

DNAというのはデオキシリボ核酸の略称で、遺伝子を持つ本体となる物質です。

二重螺旋構造を持つ物質で、遺伝子と遺伝子以外の部分で構成されています。

DNAに存在する遺伝子以外の部分はまだわかっていないことが多く、どのような働きをしているのか研究が続いています。

ちなみにこのDNAが太くまとまり、折り畳まれたものを染色体と言います。

遺伝子とDNAの違い/具体的な解答例

上記の説明をまとめると、

ポイント

遺伝子は遺伝情報を持つ物質で、DNAの中に存在している

ということが解ります。

本体DNAの中に遺伝子が一部分として存在しているのです。

式で表してみると解り易いかもしれません。

DNA=遺伝子(遺伝情報をもつ部分)+遺伝子以外(遺伝情報を持たない)部分

と表せますね。

具体的な解答例

それでは具体的にどのような問題で「遺伝子」と回答し、どのような問題で「DNA」と回答するべきなのでしょうか。

具体例をあげてみまずので参考にしてみてください。

問題①

生物の形質を決めるものは何ですか。

解説①

答え.遺伝子

問題①は生物の形質を決めるものについて問われています。
生物の形質は親からの遺伝情報によって決まります。
遺伝情報を持つものは遺伝子なので、この問題の解答は遺伝子となります。

問題②

遺伝は細胞の染色体に含まれる○○○が親から子へ受け継がれることによって行われます。
○○○とは何ですか。

解説②

答え.遺伝子

問題②は、遺伝では何が受け継がれるかを問われています。
遺伝とはその生命の遺伝情報を受け継ぐことで行われます。
よって遺伝情報を持つ遺伝子と答えるのが正解です。

問題③

遺伝子の本体をなんといいますか。

解説③

答え.DNA

問題③は遺伝子の本体について問われています。
この記事で解説した通り、遺伝子はDNAの一部分です。
よって遺伝子が含まれる本体を答えるべきなのでDNAが正解となります。

以上のようになります。ポイントとなるのは“本体”というワードです。

おそらくDNAと答えるべき問題のほとんどに“本体”というワードが含まれています。

遺伝情報を持ち、形質を決めるものは遺伝子、その遺伝子の本体がDNAと覚えておけば大丈夫です。

さいごに

以上、『【中学理科】「遺伝子」と「DNA」は何が違うの?/具体的な解答例も紹介』について解説しました。

遺伝子とDNAの違いを理解できていない生徒は多くいますが、意外と簡単に理解できる違いです。

ぜひ問題を解くうえで参考にしてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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