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学習 英語

【中学英語】liveやlikeなどの動詞が進行形にならないのはどうして?/動作動詞と状態動詞を解説

こんにちは。

今回も私が学習塾を経営していた時に質問の多かった問題について解説していきます。

この問題は意外と疑問に思っている生徒も多く、中学の英語の授業では詳しく解説していないのでぜひ参考にしてみてください。

今回解説する問題は…「私は今日本に住んでいます。」はどうして現在進行形(I'm living in japan.)にならないの?

この問題は一般動詞の種類(動作動詞と状態動詞)が関係しています。

「住む」以外にも進行形にならない動詞もたくさんあるので、その区別の仕方もあわせてチェックしてみてください。

liveやlikeが進行形にならない理由

まず結論から言うと…

ココがポイント

「私は今日本に住んでいます。」が現在進行形にならない理由は「住む」="live"が状態動詞だからーです。

中学校で習う動詞はbe動詞と一般動詞に分けられますね。

実はこの分け方以外にもう一つ分け方があります。それが「動作動詞or状態動詞」という分け方です。

この「動作動詞or状態動詞」という分け方は中学英語ではしっかりと習いません。「”live”は進行形にはなりません」くらいには教えても、動作動詞・状態動詞という言葉をつかってしっかり教えてくれる学校もあまりありません。
実際、liveなど状態動詞を使った文章を扱う訳なので、個人的にはしっかり教えるべきだとは思うのですが…)

動作動詞とはその名の通り身体の動作が伴う動詞です。例えば「(スポーツを)する(play)」「走る(run)」「読む(read)」「作る(make)」など。

状態動詞とは身体の動作を伴わず感覚や感情、状態などを表す動詞のことです。例えば「知っている(know)」「持っている(have)」「住んでいる(live)」「○○が好き(like)」などがあります。

進行形とはある特定の一時点での動作を表すものです。状態動詞は基本的に、(今を含めて)一定期間ずっとその状態であるということを表すものであるため進行形にできないのです。

動作動詞と状態動詞の見分け方

では動作動詞と状態動詞はどのように見分ければよいのでしょうか。

ココがポイント

◆動作動詞は自分の意思ですぐに止めることができる
◆状態動詞はすぐに止めることができない

詳しく見ていきましょう。

ポイントは先ほども言った『状態動詞は基本的に、(今を含めて)一定期間ずっとその状態であるということを表すものであるため進行形にできない』という点です。

動作動詞は動作を伴うと言いました。「動作」はすぐに止めることができる身体の動きです。自分の意思ですぐに止めることができます。

状態動詞はある一定期間その感覚や感情、状態が続くものなので、すぐに止めることができません。

例えば、

「私は今走っています」は“今”は走っていますが、1分前に走っていたかわかりませんし、1分後に自分の意思で走ることを止めることもできます。

一方で、

「私は今日本に住んでいます」は“今”を含めた一定期間住んでいることを表しています。日本に住んでいる状態を自分の意思で簡単に止めることができませんね。
同様に「好き」という気持ちの状態、「知っている」という状態をすぐに止めることもできません。

以下に、状態動詞一覧があるので、「すぐに止めることができない動詞」というイメージで確認してみてください。

また動詞の中には動作動詞・状態動詞の両方を表すものもあります。”have"は「持っている」という意味で使う場合は状態動詞、「食べる」という意味で使う場合は動作動詞となります。
”have”のように両方の働きがある動詞も以下の一覧にまとめておきます。

状態動詞が進行形になる場合

状態動詞は基本的には進行形にはなりませんが、あくまで”基本的には”です。

基本的にはなのでもちろん例外もあります。

例外①
期間を強調したり限定したりするような場合

例えば、普段は東京に住んでいるけど今だけ限定的に(留学や単身赴任などで)別の所に住んでいる場合に進行形を使う場合があります。

I'm living in Aichi for now.(今だけ愛知に住んでいます)

例外②
だんだんとその状態になってきている場合

現在進行形は”今”まさにしていること以外にも使えます。

確定している未来などは中学校でも習いますね。

その一つに「だんだん~になってきている」というように『傾向』を表す用法があります。

例えば

It's getting colder. (だんだんと寒くなってきた)

というように使います。

このような言い回しで

I'm liking Japanese meal. (私はだんだん和食が好きになってきた)

というニュアンスで使う場合もあります。

覚えておきたい状態動詞一覧

状態動詞一覧
状態動詞動作動詞
believe信じる
belong所属する
doubt疑う
hate憎む
know知っている
like好き
live住む
love愛する
need必要とする
want欲しい
状態動詞にも動作動詞にもなる動詞
状態動詞動作動詞
have持っている食べる
look(~のように)見える見る
think思う考える
stand(建物が)立っている経つ

最後に

以上、『【中学英語】liveやlikeなどの動詞が進行形にならないのはどうして?/動作動詞と状態動詞を解説』について紹介いたしました。

状態動詞は中学英語でもたくさん登場するものの、授業でしっかりと教えてくれるものではありません。

時制は英語を学ぶ上で重要なポイントとなります。

今回紹介した『状態動詞は進行形にならない』を理解していないと時制理解の大きな妨げになると思います。

しっかり確認して理解を深めましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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