学習

【中学英語】冠詞:“a”と“the”の違い・使い分け/“a”も“the”も付かない名詞

Scrabble Tiles Letters Scrabble  - okanakgul / Pixabay

こんにちは。

本日解説するのは中学英語の中でも悩む生徒の多い“a”と“the”の違いについてです。

この問題については、よくわからず混乱してしまう子もいれば、スムーズに理解できる子もいます。

さらに言えば、そもそも違いを考えたこともないという子もいて、かなり感覚にばらつきがある問題といえます。

しかし、塾講師時代、“a”の付け忘れや“the”の誤記入でバツをもらってくる子が意外と多かったのを覚えています。

テストで減点をされない程度には理解しておきたいですね。

また、この問題はある程度理解できるとさらに混乱してくる部分もあるので(固有名詞のthe・go to schoolなど)、併せて解説していきます。

基本的な“a”と“the”の違い

基本的な使い分けは

  • (会話の当事者の間で)伝えたいモノが特定されたモノの場合は“the”をつける
  • (会話の当事者の間で)伝えたいモノが不特定の1つのモノの場合には“a”をつける

となります。

名詞の頭に付ける「冠詞」である英語の“the”“a(an)”はそれぞれ「定冠詞」「不定冠詞」に区別されますが、この名称からも読み取ることができます。

モノが定まっているなら定冠詞
定まっていなければ不定冠詞です。

この定まっている、定まっていないの違いにおいて重要なのは“会話の当事者の間で”という点が重要となります。

例えば、

僕はを一匹かっているんだ
そうなんだ
そのはとっても大きいんだ

というような会話の場合、最初の「」は話し手にとっては、自分の飼っている特定された犬となります。

しかし、聞き手にとっては、不特定多数いる犬の中にいる1匹にすぎません。

では2回目の「」についてはどうでしょう。

話し手からすればもちろん特定された犬となりますね。

そして聞き手にとってもただの犬ではなく“話し手が飼っている犬”と他の犬と区別できる特定された犬となりました。

よって先ほどの会話を英語にすると

I have a dog.
I see.
The dog is big.

となります。

会話している当事者間で犬が“話し手が飼っている特定された犬”の場合に“the”をつければ良いわけですね。

また日本語で“その”が付けられれば“the”、付けられなければ“a”と考えることもできます。

このように会話の流れだと初めて登場したモノに“a”が付き、2回目以降に“その○○”と言えるモノに“the”を付ける場合が多くなります。

“went to the park”:会話初登場でも“the”を付ける

会話1回目に“a”、2回目以降は“the”というのは、そうなることが多いだけで絶対にそうなるという訳ではありません。

例えば、

公園に行って走ったよ

と言いたい場合、

I went to the park and ran.

となります。

この文のparkは会話上初めて登場しているうえ、先ほどの区別方法で考えても「聞き手にはどこの公園かわからないから不特定だ!“a”を使うべきだ」となってしまいます。

しかし“the”が付きます。

この説明はなかなか難しいのですが、例えば自分の友達を思い浮かべてください。

その友達が“昨日、公園に行ってサッカーをしたよ”と言ったらだいたいどこの公園でサッカーをしたか思い浮かびませんか?

このように会話の当事者間が同じ特定の場所を思い浮かべるだろう場合には、それは特定された場所と見なされます。英語もテキトーなところがあるんですよね。

同様に、図書館(library)なども基本的には“the”を使うことがほとんどです。

ただ、

(どこかの)公園に行って休もうよ

と言いたい場合には、明らかにこの公園は定まっていないことになるので

Let's go to a park and rest.

となります。

テストなどで、“どこでもいいので”などの条件がなく単に“公園に行った”とあれば、“went to the park”と書きましょう。

“go to school”:“a”も“the”も付かない場合

これまで説明してきた不定冠詞“a”や、定冠詞“the”姿形のある物体として認識できる名詞に付けるものです。

ですが、中学英語でもよく出てくる表現の中に“a”も“the”も付かない名詞が使われていることがあります。

例えば、学校へ行く=go to school寝る=go to bed などです。

これもなかなか説明の難しい問題です。

普通「学校へ行く」という表現を聞いて想像するのは学校で授業を受けている子どもたちの姿ではないでしょうか。

この場合「学校」とはコンクリートで建てられた建造物ではなく勉強するための空間ということですね。

go to bedのベッドも個体としてのベッドというより、寝るための空間に行くというイメージです。

このように何かの目的のために行く空間というのは姿形のある物体として認識できる個体ではなくなります。概念と言えばしっくり来るでしょうか。

形ない何かの目的を果たすめの場所は概念となり、はじめに説明した“a”や“the”の付く対象から外れるのです。

ちなみに学校を「勉強するための空間」と捉えない場合には“the”が付くこともあります。

例えば、母親が学校に呼び出された場合、お母さんにとって学校は「勉強するための空間」ではなく、目的地となりますね。

学校を建物と捉え、形ある名詞と考えることができます。

この場合は、

My mother went to the school.
私の母は学校へ行った

となります。

また、英語では1つ2つと数えられない名詞:不加算名詞には“a”や“the”が付かないというルールもあります。

日本語では「それ数えられるじゃん!」という名詞が不加算名詞だったりする(パン=breadチーズ=cheeseなど)ので意外とややこしい問題です。

加算・不換算名詞についてはまた改めて記事を書きます。

最後に

以上『【中学英語】冠詞:“a”と“the”の違い・使い分け/“a”も“the”も付かない名詞』について解説しました。

不定冠詞“a”や、定冠詞“the”は中学英語のかなりはじめの方に登場しますが、その使い方は複雑で、子どもに聞かれても説明できない親御さんも多いでしょう。

今回の記事の解説はかなり基本部分となります。

まだまだ冠詞については奥が深いです。

機会があれば、より詳しい解説も記事にしたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

-学習

© 2022 学びは遊び Powered by AFFINGER5