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【サッカー】メッシのFCバルセロナ退団の経緯/サラリーキャップとは/難病治療を支えたバルセロナとの別れ

Messi Jersey Football Soccer Sport  - Radoan_tanvir / Pixabay

2021年8月5日、サッカー界に衝撃のニュースが駆け巡りました。

スペイン1部リーグのFCバルセロナが世界的スーパースターであり、チームの象徴でもあるFWリオネル・メッシの退団を発表したのです。

もともと2021年6月末で契約は満了していたものの、新契約締結は規定路線とみられていましたが、新契約はまとまらず退団という流れになってしまいました。

バルセロナは双方とも新契約を結びたがったが制度的な障害のため実現できなかったと説明しています。

この記事ではメッシのバルセロナ退団の流れ、新契約の障害となった制度:サラリーキャップ、メッシの難病:ホルモン分泌不全低身長症について紹介していきます。

リオネル・メッシ、バルセロナ退団の経緯

バルセロナはメッシとの新契約が結べなかった理由を「経済的、制度的な障害」としています。

ではどんな制度で、どのような障害があったのでしょう。

今回障害となった制度は【サラリーキャップ】という制度です。

サラリーキャップ

サラリーキャップとは、各プロスポーツチームの所属選手やコーチ陣の総額年俸などの「使えるお金」が見込める収入によって制限されるといった制度。
チームの経営の健全化や、一部のチームがお金に物を言わせて選手を集めることを防ぎリーグの戦力を均衡させるといった目的を持つ。

感染症の影響もあり、サラリーキャップを大幅に減少されたことも原因の一つですが、バルセロナは、このサラリーキャップを大幅に超過して運営をしていました。

サラリーキャップを超過した場合、リーガの対応はペナルティを課すのみです。

そのペナルティは
■サラリーキャップをクリアしない限り、新戦力の登録を認めない
■移籍や減給などで入った金額の25%しか新契約に充てることができない
というものです。

メッシは6月末で契約が切れていたことから「新戦力」とみなされました。

この制度のもと、新戦力であるメッシと新契約を結ぶことが不可能となり、退団という結果になりました。

メッシとの新契約を結ぶには多くのサラリーキャップをクリアするために多くの選手を移籍させなければなりませんからね。

もちろんメッシは特別な選手ではありますが、メッシだけのために人員整理をするというのは現実的ではありません。

リーガとバルセロナは投資ファンドとの合意を拒絶、欧州スーパーリーグ構想などの問題で関係は悪化していたとみられます。

バルセロナのサラリーキャプ問題にリーガは少しの妥協もなく厳しい態度を示していましたが、上記の関係悪化も影響があったのかもしれません。

2020年にもあったメッシの退団騒動,メッシは新契約を結ぶつもりはあったのか

2021年、正式にバルセロナを退団することが決まったメッシですが、2020年にも退団騒動はありました。

原因はフロントとの確執でした。

メッシはチームのルイス・スアレスの戦力外通告や経営方針などに疑問を持ちましたが、特に前バルセロナ会長のバルトメウ氏との確執が顕著でした。

メッシは退団の意向をチームに伝えましたが、バルトメウ前会長はメッシの退団を断固拒否。

契約の関係からもメッシは残留するしかなくなりましたが、会長を強く批判しました。

バルトメウ前会長は辞任し、メッシとバルセロナの関係は回復するとみられていました。

今回のバルセロナの発表でも「双方、契約を結ぶ意思はあった」と説明していますが、メッシは退団に対するコメントを発表しておらず、2020年の騒動からメッシは退団するつもりがあったと見る声もあります。

どちらにせよ長年愛したクラブを去ることになってしまったメッシの今後に注目が集まっています。

ホルモン分泌不全低身長症の治療費を全額負担したバルセロナ

Foot Ball Shoe Football Soccer - ibrarulhassan967 / Pixabay

最近ではあまり語られることが少なくなりましたが、メッシは「ホルモン分泌不全低身長症」という病気を患ってしました。

もしかしたら若いサッカーファンの中には知らない方も多いかもしれませんね。

メッシは10歳ごろ10,000人に1人と言われる「ホルモン分泌不全低身長症」が発覚します。

ホルモン分泌不全低身長症とは脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が低下、または欠如し、身体の成長を妨げる病気です。

メッシもこの病気のせいで、中学生ぐらいまで身長が120cmほどしかなありませんでした。

母国アルゼンチンでサッカーをしていたメッシ、そのテクニックはすでに注目を集めていましたが、病気が発覚すると契約してくれるチームはなくなります。

サッカーにおいてフィジカルのハンディは大きな問題ですからね。

そこで手を差し伸べたのがバルセロナだったのです。

バルセロナは病気の治療費を全額負担するという条件での契約を躊躇なく結びます。

病気の治療が上手くいってちゃんと身長が伸びるかもわからない中、治療費も負担したうえで契約したという経緯から、それだけメッシのプレーが魅力的だったということがうかがえますね。

現在のメッシはサッカー選手の中で見れば小柄な方ではありますが、見事病気を克服し、バルセロナにその恩以上のお返しをしたと言えるでしょう。

最後に

以上、『【サッカー】メッシのFCバルセロナ退団の経緯/サラリーキャップとは/難病治療を支えたバルセロナとの別れ』について紹介しました。

上記のような経緯もあり、メッシのバルセロナへの愛情は他の選手以上のものがあったでしょう。

そんなチームを離れることになったメッシは今どのような気持ちでいるのか想像もつきません。

まだまだメッシのプレーはどのチームへ行ってもファンを魅了する力を持っています。

新天地での活躍にも期待しましょう。

 

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