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【野球】日本プロ野球の開幕連敗記録と最終順位の関係/阪神の開幕連敗記録更新(22年)

2022年もプロ野球が開幕し、各チームが激戦を繰り広げています。。

まだまだ序盤にも関わらず大きな話題となる記録が生まれました。

阪神タイガースがセ・リーグワースト記録更新となる開幕9連敗を喫してしまいました。
(※第10戦で横浜DeNAに勝利し、開幕からの連敗記録は『9』で止まりました)

この記事では過去の連敗記録連敗を喫したチームの最終順位データから見る開幕連敗からの優勝の可能性などを紹介していきます。

阪神 セ・リーグワースト記録更新の開幕9連敗

抜け出せない負のスパイラル

連敗の要因は一つではなくいろいろな悪い要素がマイナスの意味で嚙み合ってしまっているからでしょう。

絶対的守護神であってスアレス(現・パドレス/MLB)の移籍による穴を埋められない救援陣。

守備陣の失点に直接繋がるようなエラー

チーム打率はリーグ3位だが得点は5位(最下位の中日より1点多いだけ)と繋がりのない打線。

その他多くの要因が絡み合ってワースト記録を更新する結果となってしまいました。

前代未聞のシーズン前矢野監督退任表明の影響か

そして様々な要因が上げられる中で【矢野監督のシーズン前退任表明】が選手たちにマイナスな影響を与えたーという声が多く見られます。

22年シーズン前キャンプイン前日に矢野監督は今シーズン限りの退任を表明したのです。

監督がシーズン前に退任を発表をするのは異例中の異例。

矢野監督本人は
”嘘は付けない・シーズン途中で選手の耳に入ることを避けたい・自分が選手だったら「最初からいってくれ」と思う”
という理由で退任発表を決断をし、その決断に悔いはないと語っています。

しかし発表当時からこの退任表明には賛否(否の意見が多い印象でしたが)が別れました。

否定側の意見は
”辞めることが決まっている指揮官の元で選手たちはモチベーションを保てない”
と言った大半でした。

結果的には退任表明に否を唱えた意見の見通し通りになってしまいました。

日本プロ野球の開幕連敗記録

さて、今シーズン阪神タイガーズがセ・リーグの開幕連敗記録を更新してしまったわけですが、これまでのセ・リーグ記録はどこの球団が持っていたのでしょう。

また、パ・リーグを含めた日本プロ野球についても気になりますよね。

まず、今シーズン阪神が更新するまでのセ・リーグ開幕連敗記録は1979年のヤクルトが記録した8連敗でした。
ただ、この時のスワローズは1つの引き分けを挟んでいました。

日本プロ野球全体となると、55年のトンボ(消滅)と79年に現在の西武ライオンズの12連敗がワースト記録となっています。

日本プロ野球連敗記録

また、「開幕からの」ではなくシーズン途中も含めた全体の連敗記録は1998年に千葉ロッテマリーンズが記録した『18』がワースト記録となっています。

ちなみに何の因果か最多連勝記録も千葉ロッテマリーンズ(福岡ソフトバンクとタイ)が持っており、その連勝記録も『18』なんです。

開幕連敗したチームの最終順位

次に開幕連敗と最終順位の関係についてみていきます。

実は開幕から7連敗以上を記録したチームはもれなく優勝どころかAクラス(3位以内)にも入れていません

優勝チームの開幕連敗数は1960年・現在の横浜NeNAが優勝した際の開幕6連敗が最多となっています。

つまりこれまでの成績だけ見れば、優勝・もしくは優勝争いの絡むためのリミットは6連敗までということになります。

当たり前ですが連敗をすれば上位との差は離れ、数字的に大きなハンデを負います。
ただ、開幕大連敗というのはチームの雰囲気も悪くしてしまい、モチベーションの低下などゲーム差以上のハンデがのしかかってくるでしょう。

スタートでつまづいたチームが体制を立て直すのは容易なことではないということがわかります。

最大ゲーム差逆転優勝

ちなみに22シーズン阪神の開幕9連敗時点での首位とのゲーム差は『8』です。

プロ野球の中で大逆転で優勝を果たしたチームは数多くありますが、どれぐらいのゲーム差であれば逆転可能なのでしょうか。

日本プロ野球の最大ゲーム差逆転優勝は1963年・現在の西武ライオンズが記録したゲーム差14.5

他にも
■長嶋茂雄監督時代の巨人の『メークドラマ(最大11.『5ゲーム差を逆転)』(1996年)
■原辰徳監督時代の巨人の『メークミラクル(最大13ゲーム差を逆転』(2008年)
と言った流行語を生んだ大逆転劇をはじめ、10以上のゲーム差を逆転するケースも少なくありません。

2022年シーズン 阪神優勝の可能性

さて、22シーズン開幕から不名誉な記録を残してしまった阪神タイガースに優勝の可能性はあるのでしょうか。

開幕連敗からのデータだけを観れば阪神の優勝はかなり難しいという見方ができるでしょう。

しかし、データはあくまでデータ。

最大ゲーム差逆転優勝のデータだけを観れば、もっと厳しい状況から優勝したチームもあるのだからまだ充分に可能性があるという見方もできるのですから。

そして阪神は22シーズン前の解説者などからの戦力評価は高く、予想順位ではよく上位にランクインしていました。

今の噛み合っていない歯車がしっかりと噛み合えば、充分上位を狙える力を持っているでしょう。

阪神が巻き返すために(※個人的見解)

個人的には開幕戦で7点差を逆転されたという最悪の負け方をしたということが大きいかと思います。

それを払拭するには”良い勝ち方”をすることだ思います。

野球のシーズンは長く、全敗するなんてことはまずありえないでしょう。
どんなチームも必ず勝つのです。

ただ、チームの状態を上げていくためには勝つだけではなく”良い勝ち方”をすること、そしてそれを続けていくことが重要で、それが開幕戦のイメージを払拭するこに繋がり、最終的にチーム状態が上がり、良いスパイラルが生まれるのではないでしょうか。

さいごに

以上、『【野球】日本プロ野球の開幕連敗記録と最終順位の関係/阪神の開幕連敗記録更新(22年)』について紹介いたしました。

2022年シーズン、最悪のスタートを切ってしまった阪神タイガースですが、実力ある選手が揃っていますし、これからの巻き返しに注目したいですね。

開幕連敗の記録を塗り替えてしまった後に、開幕最大連敗記録を持つ優勝チームになったらドラマティックです。

プロ野球は毎年たくさんのドラマが生まれていますし、今シーズンもおおいに期待しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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