今回”この漫画を読んでほしい”で紹介するのは”「タイムリープ」をテーマにした作品”特集です。
タイムリープを取り扱った作品はたくさんありますが、個人的には時代が進むにつれてどんどん面白い作品が登場しているテーマだと思っています。
漫画のストーリーは年々、複雑なものが増え、巧みな伏線とそれを回収するテクニックが上昇していると感じています。
タイムリープ作品はこれらの条件でより面白くなるジャンルではないでしょうか。
本日紹介するラインナップも比較的新しい作品が多くなっています。
ジャンルは同じでもそれぞれに全く違う面白さがあるので読んだことがない作品があればぜひ参考にして頂きたいです。
※この記事の情報は記事公開時点(2022年10月)のものとなります。
目次
めぐる未来 連載中
おすすめポイント
基本的に私は、連載中の作品であれば3~4巻以上は読んで面白いと自分が感じれた作品を記事にしていますが、この「めぐる未来」は1巻を読んだ時点で”記事を書きたい”と思った作品です(記事を書いている現在は既刊2巻)。
タイムリープを病気の症状と位置づけし、ある程度は自分でコントロールしてタイムリープできる設定にしたのはこの作品の幅を大きく広げていると感じます。
また、めぐるさんの少し天然で未来はじめ周囲を明るくするキャラ、周囲と距離を置いていた自分の救いとなった妻を絶対に救おうとする未来のキャラがとても魅力的に描かれています。
ストーリー設定・キャラの魅力、どちらをとっても今後の展開に期待してしまう作品です。
僕だけがいない街 完結
おすすめポイント
小学生時代にタイムスリップし、その時代に起きた誘拐事件の真犯人を突き止めることで母親が死ぬ未来を回避することになると考えた悟は必死に事件の真相解明と最初の被害者雛月を守ることに奔走する悟。当時周囲に心を開かなかった雛月と悟が徐々に距離を縮めていく過程にはほっこりとした温かさを感じます。また、タイトルにも掛かっているタイムスリップの結末にも注目です。
代紋TAKE2 完結
おすすめポイント
過去にもどった阿久津はパッとはせずとも10年間極道の道を経験してきたわけで、その中で培った経験と度胸、未来を知っているというアドバンテージを活かして活躍していく姿が実に爽快な作品です。
またこの作品の最終回には賛否両論ありました(否が多かった印象ですが…)。注目の最終回もぜひご覧ください。
テセウスの船 完結
おすすめポイント
この作品ではタイムスリップした過去が、主人公・心自身が産まれる前だったこともあり、そのままの(大人の)姿でタイムスリップします。心と文吾の時代を超えた親子の絆がたまらない気持ちにさせられる作品です。事件の衝撃的な真相からも目が離せない作品ですよ。
JIN-仁- 完結
おすすめポイント
この-JIN-仁は実写化作品も面白い作品でも紹介しましたが、個人的にドラマ版-JIN-仁は歴代最高ドラマTOP3に入る作品です。私は原作である漫画版はドラマ視聴後に読んだのですが、ドラマ版とは少し印象の違う南方仁が描かれており、”さすが原作!”と言える違った味わいがありました。また個人的には南方仁とヒロイン・橘咲の迎える結末は原作の方が好みです。原作・ドラマ版どちらもおすすめしたい数少ない作品です。
サイソウフレンズ 完結
おすすめポイント
この作品が他の作品と違うのは、タイムスリップしたうえに他人に乗り移るという点です。しかも自分がいじめの標的にしていた相手に。主人公は客観的に自分を観ることで自分がいかに周りを見れていなかったか、自分の醜さ・怖さを目の当たりしにし、後悔や反省、自分への嫌悪感など様々な感情を抱いていきます。その過程が妙にリアルで、自分は思っていた自分と周囲から見た自分に差はなかったかななんてちょっと振り返らせられる作品です。ミステリー要素もあり男性の方にもお勧めの作品です。
創世のタイガ 連載中
おすすめポイント
まずは森先生の作る世界観・基本設定に感嘆させられる作品です。当時の風習や生活様式が丁寧に描かれていて、そこに現代人が飛び込んだらという展開がうまく繰り広げられており、斬新な設定・世界観をしっかりと深堀りしていっているなという印象を受ける作品です。主人公タイガの成長していく過程も楽しめる作品です。
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと 完結
おすすめポイント
とにかく主人公の和也がゲスい!笑 ただそのゲスさに妙なリアル感がありその後の展開がどんどんきになってしまう中毒性のある作品です。自体もどんどん悪い方向へ進んでいきますが、以外な登場人物と思わぬタイムスリップのからくりに”あっ”と驚かされる作品です。全3巻で読みやすく休日の漫画読書にも最適の一作です。
ReLIFE 完結
おすすめポイント
30過ぎた私にとっては”青春っていいなぁ””もう一回青春したいなぁ”と感じ、そんなもう一度青春時代を経験できない私に青春時代の淡い気持ちや、熱い気持ち、甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる作品でした。またストーリー展開にも工夫が施されていて、リライフ中、そしてリライフ後の海崎の恋の行方から目が離せなくなる作品です。
僕はビートルズ 完結
おすすめポイント
本当のビートルズが発表するはずだった名曲たちをビートルズより先に世に出して、音楽史を変えてまうという夢のようなストーリー。前半のメンバーが良心の呵責を感じ、ぶつかりながらもスター街道を突き進んでいく展開は爽快で、夢見がちな気持ちにさせてくれる作品です。後半の展開、決着の仕方に賛否両論ある作品ですが、個人的には”きれいにまとまった”という印象でした。コアなビートルズファンにとっては納得できない部分が多い作品かもしれません。
信長協奏曲 連載中
おすすめポイント
2014年に小栗旬さん主演でドラマ・映画化もされたこの作品。原作漫画は現在(2022年10月時点)でも連載が続いています。ドラマも好評でしたが、原作も着実にあの”本能寺の変”に近づいてきており、サブローのタイムスリップと信長入れ替わりがどのような結末を迎えるのか、目が離せない展開となってきています。タイムスリップ+信長入れ替わりというあり得ない設定を上手く史実に合わせていく巧妙なストーリー展開は必見です。
さいごに
以上、『この漫画を読んでほしい!”「タイムリープ(タイムスリップ)」を扱った作品特集”』について紹介いたしました。
冒頭でも述べた通り、「タイムリープ」を扱った作品は年々面白い作品が増えてきている印象があります。
同じタイムリープ作品でも、それぞれに違った面白さがあります。
今回紹介した作品も、どれも素晴らしい作品ばかりなので、ぜひチェックして頂ければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。