日本のスマホ普及率は年々増え続け、ほとんどの方がスマホを持っている時代になりました。
スマホにゲームアプリを入れて楽しんでいる方も大勢いらっしゃるでしょう。
反対にカードゲームやボードゲームといったアナログなゲームで普段遊んでいるという方は少ないのではないでしょうか。
カードゲームやボードゲームというと、子ども向け、運や引きの要素が強すぎて楽しくないと思ってはいませんか?
いえいえ、最近のカードゲーム・ボードゲームは奥が深く知略・駆け引き・交渉といった要素を必要とするものも多いんです。
もちろん、運や引きで勝つこともできるので、頭脳戦は苦手だという方も含めたプレーヤー全員に勝利の可能性があるのも魅力です。
この記事ではおすすめの知略カードゲーム/ボードゲームを7つ紹介していきます。
友人と集まってもスマホをいじってばかりという方、頭を使う頭脳ゲームをやりたいという方はぜひ参考にしてみてください。
カタン
1995年ドイツ発祥の全世界で2000万個以上の売り上げを記録する大ヒットボードゲームです。世界各国でテーブルゲームに関する賞を受賞しています。日本でも「日本テーブルゲームグランプリ1999~2000年」で1位を獲得しています。歴史のあるゲームでルール事態は比較的簡単ですが、やってみると駆け引きや交渉力が必要でとても奥が深いゲームです。大人でもハマって時間を忘れて没頭してしまうゲームです。
【ルール・ポイント】
■5つの種類の地形からなるマップから初期配置を決める
■それぞれの敷地は毎ターン振られるサイコロの数に応じてアイテムを受け取れる
■受け取ったアイテムを使用して街の建設・都市への発展・街道の設置・カードの入手などを行う
■街の建設、都市の発展、カードの使用・獲得によってポイントを集め10点を先に獲得したプレイヤーの勝利
※アイテムは交渉によって交換可能なので交渉力が必要
※ポイントを獲得する方法が複数あるので状況によって戦略を変えていく必要あり
ざっと説明すると上記のような感じです。
実際プレーしてみると、どのようにポイントを獲得していくかの最適解が周りの状況によってどんどん変化していくため、常に頭を回転させる必要があります。
私は社会人になってからも高校時代の友人と10時間連続でプレイしました。
ルールも簡単なので家族でもプレーできるゲームですが、オススメは同年代のメンバーでのガチ勝負のプレイです。
また、基本4人プレイ・拡張版で最大6人プレイですが、人数が多いほど面白いです。
XENO(ゼノ)
ナカイセイジさん考案のカードゲーム「ラブレター」をもとにオリエンタルラジオの中田敦彦さんが考案した“読み合いカードゲーム”です。
【ルール・ポイント】
■カードは全部で1~8:2枚、9,10:1枚の計18枚
■1枚を転生札とし横向きに伏せて置き、残り17枚を山札として転生札の上に縦向きに伏せた状態で乗せる
■プレイヤーは山札から1枚ずつカードを引き、ゲームスタート
■一人ずつ山札からカードを引きどちらか1枚を手札にし、1枚は場に出す
■カードにはそれぞれ効果があり、出されたカードはその効果を発揮する
■順番にカードを引く、場に出すをくりかえし、カードの効果によってほかのプレイヤーが全員脱落すれば残った1人のプレイヤーの勝利
■山札がなくなれば脱落せず残ったプレイヤーの中で最も大きな数字のカードを持っていたプレイヤーの勝利
※基本的には数字の大きなカードほど効果も強いので、手札にするのか場にだして使用するかの駆け引きがおもしろい
※場に出たカードはすべてオープンになるので、手札や残ったカードの枚数・効果から勝ちパターンを探し出す
プロデューサーである中田敦彦さんは、このゲームの対戦動画をYouTubeにアップしています。
このゲームは“プレイ動画を見るだけでもおもしろい”です。
気になったかたはまずプレイ動画をチェックしてみてください。
お勧めはメンタリストDaiGoさんとの対戦動画です。
人狼
人狼ゲームは1986年ロシア発祥の心理カードゲームです。
日本では「人狼」「人狼ゲーム」の名前が一般的ですね。
以前、フジテレビでも人狼番組がありましたし、日本でもかなり知名度が高いカードゲームです。
【ルール・ポイント】
■人狼と市民(複数の役職も有)のカードを1人1枚くばり、自分のカードのみ確認
■昼ターン:全員で相談し最も人狼と疑わしい人物を追放
■夜ターン:人狼が市民一人を襲撃
■追放・襲撃された人物は脱落
■市民チームは人狼を全て追放できたら勝利
■市民と人狼が同数になれば人狼チームの勝利
※様々な役職があり、ゲームにバリエーションを与えられる
何時間でも遊んでいられるゲームです。
人狼として最後まで騙し切ったき、自分の推理で人狼を見事追放したときの快感は格別ですよ。
ボルカルス
日本のボードゲーム制作ブランド「株式会社アークライト」が2019年に発表した本格災害シミュレーションボードゲームです。
ゲームデザインを“I was game 上杉真人”さんが担当しています。
見た目から本格的で、複雑なゲーム感が伝わってきてワクワクしてきます。
【ルール・ポイント】
■怪獣ボルカルス(1人)vs怪獣災害緊急対策本部(1~3人)の対戦ゲーム
■怪獣はゲーム進行中に“完全体”にむけてどんどん成長していく
■対策本部側も調査・研究を進めることで成長していく
■ボルカルスはmap上を動き回り、マス上の人間を踏み潰したり、溶岩をまき散らしマスを“炎上”させたりすることでポイントを稼ぐ
■対策本部側は、怪獣の行動を予測し、人々を非難させたり溶岩を除去することで、ポイントを稼ぐ
■一定ポイントを稼いだチームの勝利
※対策チーム側の相談はボルカルスの目の前でするため情報が筒抜け
※相談した通り動くか、裏をかいた行動をとるか駆け引きが必要
対策本部側には消防総監・統合幕僚長・研究総務官・内閣官房長官といった役職があります。
さらに、行動には予算を消費し、足りない分に関しては“予算申請”をする必要があるなど、リアルで作りこまれたゲーム性になっています。
ディプロマシー
アメリカの郵便配達員が考案した交渉ボードゲームで、1959年に販売が開始されました。
日本でもホビージャパンが輸入販売しています。
「ディプロマシー」とは“外交”という意味を持ち、その名の通りの交渉力と、裏切りのセンスが問われるゲームです。
【ルール・ポイント】
■サイコロやカードなどを使わず、運の要素はほとんどない
■交渉は他プレイヤーに聞かれないよう密談する
■交渉内容は他プレイヤーに公表してもしなくてもよい
■どんな交渉も裏切られる可能性がある
■1人のプレイヤーが拠点を18か所確保するとそのプレイヤーの勝利
※18か所確保までプレイするとプレイ時間は4~6時間かかることもあるので、○ターン終了時に最も多くの拠点を確保しているプレイヤーの勝利などのルールを定めておくこともできる
裏切りが当たり前のゲームなので「友情破壊ゲーム」のあだ名を持ち、プレイ中やプレイ後にかなりギスギスすることも。。
プレイする際には裏切り前提であることを充分に覚悟して、また共有してから臨みましょう。
タギロン
JELLYJELLYGAMES制作の2017年より発売されている数字当て推理ゲームです。
相手の持っているカードの数字と色を当てるという単純だけれど、奥が深いゲームです。
以前フジテレビ系列で放送されていた「ヌメロン」というゲームに近い内容ですね。
【ルール・ポイント】
■赤と青の0~9(5のみ黄色2枚)が書かれたカードから自分も見えないようにそれぞれ5枚とる
■相手には見えないようについたてを置き5枚のカードを左から小さい順に並べる(同数の場合は赤が左)
■オープンにしてある6枚の質問カードから1枚を選び、その内容の質問を相手に尋ねる
■質問カードの山札から1枚補充する
■これを繰り返し相手の5枚のカードの色・数字をすべて言い当てたプレーヤーの勝利
■色・数字を宣言されたプレイヤーは全て当たっている時以外は、「違う」とだけ答えればよい
※質問した内容はメモをとり相手のカードを推理しましょう
質問カードの選び方がカギになります。
運の要素もありますが、それ以上に頭脳が必要となります。
近い学力レベルの相手とプレイしましょう。
宝石の煌めき
2014年にドイツで発売されドイツ年間ゲーム大賞2014にノミネートされたカードゲームです。
日本語版も2015年から発売されています。
【ルール・ポイント】
■コインを集めて得点カードを購入するシンプルなゲーム
■得点カードには割引ボーナスがつく
■どうしても他プレイヤーに取られたくないカードは3枚まで“予約”することができる
■誰かが15点獲得したラウンドの終了時最も獲得していたポイントの高いプレイヤーの勝利
※2人、3人、4人とどの人数でやってもそれぞれの面白さがある
※割引ボーナスを集めることで“貴族カード”を取得すポイントを得られる
ただやみくもにカードを購入していても勝てません。
場に残されたカードや貴族ポイントが勝利のカギになります。
1ゲーム30分程度ですが、エンドレスに何度もやりたくなるゲームです。
まとめ
いかがでしたか?頭をフル回転させるゲームに挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。
カードゲームやボードゲームは単純なルールでも選択肢が多く奥が深いものや、ルールから複雑で、常に考えながらプレイする必要のあるものまで多岐に渡ります。
ぜひ、友人同士、家族同士でひりついた頭脳戦を楽しんでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。