今回この”漫画を読んでほしい!”で紹介する作品は「マンガBANG!」で連載中の【無法正義 許されざる警察】です。
こちらの作品は原作を鷹樹烏介先生が、作画を小松大幹先生が担当しています。
鷹樹先生の壮大で緻密なストーリーに、小松先生の登場人物の感情がリアルに伝わってく作画がマッチし魅力ある作品となっています。
この記事では【無法正義 許されざる警察】の基本情報・おすすめポイントを紹介していきます。
ぜひ皆さんの”次に読む作品”の参考にしてみてください。
それではさっそく紹介していきます!
*記事内の情報は記事執筆時点(2024.06)の情報です
目次
【無法正義 許されざる警察】基本情報
【無法正義 許されざる警察】
おすすめポイント①作り込まれた幅広く奥行きのある設定
【無法正義 許されざる警察】という作品において、まず一番に紹介したいポイントは鷹樹烏介先生が原作を担当している幅広く奥行きのあるストーリー設定です。
この作品の大まかなストーリー展開は益満と中馬のバディが警察の闇の組織である「殺す警官」を追うというものですが、そのストーリーの背景には多くの人物の過去や正義・信念が渦巻いています。
また、「殺す警官」という闇に組織についてもしっかりと設定が作り込まれているおかげで、警察内部のどこの誰が「殺す警官」に関与しているのかとハラハラドキドキ感じながら読み進めることができます。
益満・中馬などそれぞれの登場人物にしっかりとした信念やその信念を生んだ過去がしっかり描かれているので感情移入もしやすく、作品に奥行きを与えています。
益満の追う過去の事件の真相や「殺す警官」の全貌・これから絡んでくるであろう中馬の家族…まだまだストーリーが膨らんでいきそうで、読み進めていけばいくほど続きが楽しみになる作品です。
【無法正義 許されざる警察】
おすすめポイント②それぞれの信念や正義が複雑に絡み合う
バディを組む”自分の信念を貫くための正義”を掲げる益満と”法の正義”を重んじる中馬は対照的な存在です。
そんな二つの正義は反発しながらも、時に自分の正義を疑い、時に対する正義に助けられ、徐々に尊重し合うようになっていきます。
また警察に闇の組織である「殺す警官」も(末端には正義という言葉とは程遠いどうしようもない奴もいますが)上層部は自分たちなりの正義を掲げて動いています。
重なり合う益満の”自分の信念を貫くための・大切な人のための正義”と中馬の"法の正義"。
相まみえることのないであろう「殺す警官」の”犠牲をいとわない行き過ぎた正義”とバディ2人の正義。
それぞれの正義が絡み合い、”こっちの正義もわかるし、こっちも解る…あっちの正義も理屈だけは理解できる”などと読んでいる側もいろいろと考えさせられる作品になっています。
【無法正義 許されざる警察】
おすすめポイント③惹きつけられる登場人物達の表情
【無法正義 許されざる警察】で作画を担当しているのは競馬漫画で最高傑作の呼び声高い『ウイニング・チケット』の作者でもある小松大幹先生です。
小松先生の繊細かつ緊迫感や迫力のある作画は-警察内部の闇の組織を追う-という壮大で闇深いストーリーに合致し、無法正義という作品の魅力を最大限引き上げています。
特に人物の表情の描写は繊細で、作品の世界観に一気に引き込まれます。
悪は絶対に許さないという決意に満ちた表情・揺るぎない信念を灯した表情・躊躇なく他者を排除する冷徹な表情…
挙げればきりがないですが、とにかく様々な人物の感情が小松先生の作画によってダイレクトに伝わってきて感情移入しやすい作品に仕上がっています。
鷹樹先生の細かく設定された壮大なストーリーでサスペンス作品のドキドキ感を感じたり次はどうなるんだろう…と展開を楽しみ
小松先生の登場人物の感情をリアルに・繊細に描写した作画で感情移入したり、それぞれの人物の信念や正義・想いを受け取れる
そんな魅力のつまった作品となっています。
さいごに
以上、『この漫画を読んでほしい!【無法正義 許されざる警察】それぞれの正義を貫くバディもの/裏の組織「殺す警官」の正体は!?』について紹介いたしました。
ストーリー序盤の段階では「殺す警官」という組織がこんな闇深く強大なものだと思ってもいませんでしたし、
警察内部の組織がこんなにも細かくしっかりと設定された作品だとは思ってもいなく、巻を追うごとにその展開に驚かされる作品となっています。
また個人的に小松大幹先生の登場人物の感情をリアルに受け取れる丁寧な作画が大好きなのでどんどん作品に引き込まれていきます。
この先、中馬と益満の正義が真っ向からぶつかる時は来るのか?「殺す警官」との決着はどう着くのか?と自分なりに先を予想しながら続刊を楽しみにしている作品です。
ぜひ、次に読む漫画の参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。