今回"この漫画を読んでほしい!"で紹介するのは一枚の間取り図から繰り広げられるミステリー【変な家】です。
【変な家】は、2020年10月にウェブライター・雨穴先生によりウェブメディア「オモコロ」に投稿された記事が初出となる作品です。
その後YouTube動画(1,000万回以上再生)、小説版(150万部超)と展開し、2023年からはこの記事でも紹介するコミカライズ版の連載が始まりました。
2024年には映画公開と勢いは止まらない【変な家】ですが、読んでみればこれだけ反響を呼んでいる理由がわかるはずです。
どのコンテンツでも評価の高い【変な家】ですが、漫画読者の方にはもちろんコミカライズ版を堪能して頂ければと思います。
この記事では【変な家】の基本情報・おすすめポイント・怖い作品なのか?・実話なのか?・主人公の性別は?を紹介していきます。
*記事の内容は記事執筆時(2024.05)の情報となります。
【変な家】基本情報
【変な家】おすすめポイント
【変な家】の最もおすすめしたいポイントはやはり不思議な間取りを元に展開していくミステリアスでホラーチックな展開です。
一つの一軒家の間取りを元にオカルト好きな建築設計士が、かなりオカルチックで妄想じみた仮設をた立て、その仮説が調べていくうちにどんどんと真実味を帯びていくストーリー展開は読んでいると目が離せなくなります。
建築設計士の仮設も妄想じみていますが、その内容と間取りは辻褄が合ってるので終始不気味な雰囲気が漂い、真相への好奇心が煽られます。
間取りを伏線とし、建築設計士のオカルト的な仮説と、「私」の調査によってその伏線を回収していくというストーリー構成は秀逸で斬新、映画化・小説化・コミック化と幅広く広がりを見せ、世間を騒がしている理由がはっきりとわかります。
この【変な家】がデビュー作となる綾野暁先生が担当された作画も、丁寧な描写とトーンの絶妙な使い方で作品の不気味さを引き立てています。
【変な家】は怖い作品なの?ホラー要素はあるの?
【変な家】はちょっと怖そうだから読むか迷っているという方もいらっしゃるでしょう。
怖さに関しては個人差があるとは思うので、ぜひ参考程度に受け取ってください。
【変な家】はジャンルとしては「ミステリーホラー」に当てはまるでしょうか。
建築設計士の妄想から明らかになっていく真相は重く、恐ろしい内容ではあります。
ただ、むごたらしく人を傷つけるような描写や人を亡き者にするような直接的な描写はほとんどありません。
時々ゾッとするようなホラー的な描写はありますが、そんなに直接的ではなく数も少ないです。
内容的には「サスペンスホラー」だとは思いますが、描写は”ホラーチック”レベルでとどまるかなという印象です。
R指定の付かない作品レベルなら目は多いたくなるけど見れるという方には問題なく読める作品だと思います。
【変な家】は実話なの?
答えから言うと【変な家】はフィクションであり実話ではありません。
漫画や小説を読んでももちろんおもいますが、特に初出のオモコロの記事やYouTube動画などを見るとリアリティがあり、”えっ、、これって実話なの?”と思ってしまう造りとクオリティになっています。
ハイクオリティがゆえに
ー全くの実話では無いけど、元ネタとなる事件はあったんじゃないの?ー
という声まであがっています。
モデルがあるのかないのかの真偽はさておき、このような考察がされるほどリアリティがあり、話題にされるだけの魅力が【変な家】という作品には確かにあるのです。
主人公「私」の性別は?
漫画版【変な家】では主人公として登場する人物の名前・性別が明かされていません。
主人公は「私」とだけ名乗り、名前を呼びかけられるシーンもないのです。
またその主人公の「私」の容姿が絶妙に中性的で男性なのか女性なのかはっきりしません。
私はなんとなく「私」=女性の感覚で読んでいます。
今後名前や性別が明らかになるのかも注目したいですね。
ちなみに漫画版では主人公は名前・性別不明のフリーライターという設定ですが、小説版、映画版は次のような設定になっています。
小説版…小説版では語りて=原作者の雨穴先生と言うテイストで描かれているので性別は雨穴先生と同じ男性と捉えることができます。
映画版…映画版での主人公は間宮祥太朗さんが雨宮という男性動画配信者を演じています。
さいごに
以上『この漫画を読んでほしい!【変な家】一軒の家の間取り図から繰り広げられるミステリー/怖いの作品?/実話なの?/性別は?』について紹介いたしました。
【変な家】はこれまでにない間取りからはじまるミステリーという展開と巧みな伏線と回収で多くの読者を惹きつける作品です。
様々なコンテンツに展開していて、今回の記事で紹介して主人公の設定の違いのように、それぞれのコンテンツにしかない展開もあるので読み比べ・見比べしてみるのもおもしろいかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。