今回、”この漫画を”読んでほしい!”で紹介するのはiwo先生の【蠱毒の家】です。
本作は1部完結まではピッコマにて先行配信(現在は各書店一斉配信)されていた作品ですが、
その人気に後押しされる形で続編の決定、単行本化が決まった作品です。
その画力とストーリーが進むに連れて作品に引き込まれていく展開は人気の訳を物語っています。
この記事では【蠱毒の家】の基本的情報・おすすめポイント(ネタバレなし)・おすすめポイント(ネタバレあり)・グロい作品なのかについて紹介していきます。
葛藤…
本作【蠱毒の家】はある少女の秘密がストーリーの肝となるのですが、この設定をおすすめで紹介していいものかすごく悩みます。。
この設定が斬新で魅力的なため、「この少女実は〇〇なんです」と説明したほうが魅力をお伝えしやすいし、興味を持って下さる方も多いのだと思います。
一方で、その秘密は作品を読んで飲み込んでいってもらいたいという気持ちも強いんです。
悩んだ挙句、その設定・少女の秘密については「おすすめポイント②で」紹介することにしました。
「おすすめポイント①」ではストーリーとは関係のない”画力”について紹介しています。
そしてその他事項を紹介した後「おすすめポイント②」でその設定に触れています。
全くネタバレなしで読みたい方はー以下ネタバレありーの表示までお読みいただければと思います。
「読む意欲を高めたいからその斬新な設定とやらを知りたい」と言う方はぜひ「おすすめポイント②」までお読みください。
もちろんネタバレは必要最小限に抑えています。
おすすめポイント①
圧倒的画力で安心して読める
【蠱毒の家】の作者・iwo先生は漫画家でもあり、イラストレーターでもあります。
女性ならではの繊細で淡いタッチでとても綺麗で儚さのある絵を描かれているという印象です。
絵が丁寧で綺麗なのでストーリーが違和感なくすんなりと入ってきます。
インスタやXをご覧になっていただければiwo先生のタッチを分かっていただけるかと思います。
イメージでは繊細・儚い・青春といったイラストが多いという印象です。
一方で、本作【蠱毒の家】をはじめ、iwo先生の漫画作品には殺伐としいたりセクシャル表現が多かったりとなかなかに攻めた内容の作品が多いです。
繊細で儚いタッチで描かれる衝撃的なサスペンスというギャップでのおかげでドキドキ感やゾッとする感覚が一層増しているんです。
グロい作品なの?
上記では【蠱毒の家】を「殺伐としたサスペンス」と表現しましたが、多少のグロ・猟奇的要素はある作品です。
ただ、直接的なグロ・猟奇的描写は少なく、「グロ過ぎて見れない」というレベルの表現はないと言ってよいかと思います。
私もどちらかと言えばグロ表現は苦手ですが、”ゾッとする”レベルの表現までかなという印象です。
もう少し詳しく知りたいという方は↓↓↓にあるネタバレありのおすすめポイントを読んでみてください。
どんな設定かということで、どのような描写があるのか想像できるかと思います。
購入時のご注意
【蠱毒の家】は電子連載されている作品です。
よって各電子書籍書店では単巻版と合本版(3巻:記事執筆時点)があります。合本版は単巻版をまとめたもので内容は同じものです。
また、コックス版が1・2巻とあり、こちらも内容は合本版同様、単巻版を合わせた内容になっています。
コミックス版は紙書籍版がありますが、合本版は電子のみです。
記事執筆時点(2025.07)で合本版が3巻・コミックス版が2巻発売されています。
どのパターンで購入するか決め、重複などに気を付けて購入下さい。
↓ ↓ 以下(最小限の)ネタバレあり ↓ ↓
おすすめポイント②(*最低限のネタバレあり)
美少女・草薙當子の秘密とはー?
それでは、ここから多少のネタバレになりますが、「新感覚サスペンス」と評した本作の初期設定「少女の秘密」について明かしながらおすすめをしていきます。
この作品の肝となる設定、草薙當子の正体は”人間に擬態した昆虫”。
そして餌は人間。
草薙出雲は昆虫学者としてこの新種の(人喰い)昆虫を繁殖させたいと、研究・雄探しをしています。
事実を知った蝶野はどのような決断をし、どのような行動に出るのか。
當子の食料は人間。では出雲はどのようにその食料を調達しているのか。
ぜひ本作を読んで確認してみてください。
また、こんな非現実的な設定でも、読み進んでいくうちに”もしかしたらこういうことってあり得るかも!?”と思わせてくれる妙なリアルさがあります。
こういった現実の世界にたった一つのフィクション要素(本作では人喰い植物)を組み込んだ作品にはこの”もしかするとー”のリアルさが重要だというのが私の持論です。
もちろん普通に考えれば人の姿をして人を餌とする植物なんてあり得ないですが、作品の世界に入りきると妙なリアルさを感じるのです。
ストーリーは巻を追うごとに當子の生まれた理由・當子を取り巻く人々の変化や事件が描かれ右肩上がりに面白さを増していっています。
今後の展開に期待したい作品です。
さいごに
以上、『この漫画を読んでほしい!【蠱毒の家】圧倒的画力で描く新感覚サスペンス/話が進むに連れ広がる展開も秀逸/グロい作品?』について紹介いたしました。
イラストレーターとしてもお仕事されている先生の作品は本当に読みやすいです。
作画が荒いと表情が不自然・何が描かれているかわからないなどの理由でストーリーに集中できないなんてこともままあります。
本作【蠱毒の家】本当に絵が綺麗でわかりやすくストーリーに没頭できます。
ストーリーも巻を追うごとに深く・面白くなってきています。
ぜひ次読む作品の一つに!