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この漫画を読んでほしい!【イキガミ 再臨】ありえない設定で命について考えさせられる衝撃作/国繁法の真の目的とは!?

今回”この漫画を読んでほしい!”でおすすめするのは間瀬元朗先生の【イキガミ 再臨】です。

【イキガミ 再臨】は2005年~2012年に連載された【イキガミ】の続編です。
衝撃の設定で多くの読者を引き込んだ作品の続編はあらたな要素も加わりパワーアップして帰ってきました。

リアルな世界観にアンリアルを巧みに落とし込んだ読み応えのある一作となっています。

この記事では【イキガミ 再臨】の基本情報おすすめポイント前編からのパワーアップ要素などを紹介いたします。

【イキガミ 再臨】基本情報

作者間瀬元朗
掲載誌ビッグコミック
巻数既刊3巻(2025.05時点)
連載期間2024年4月~
あらすじ

この国には「国家繁栄維持法(略:国繁法)」という国民に生命の価値を再認識させる法律が存在する。

国繁法においては、全国民が「国繁予防接種」と呼ばれる注射を打たれる。

そこで使用される注射器の0.1%には特殊なナノカプセルが混入している。
18歳から24歳までのあらかじめ設定された日時になるとそのナノカプセルは心臓内で爆破ー打たれた者は死亡する。

つまり1000人に1人の若者が法律のもと、生命を奪われる。

その若者が国繁法による運命を知らされるのは、自らの死の24時間前。

役所より死亡予告証、通称「逝紙(イキガミ)」が配達され彼らの最後の1日が始まるー。

【イキガミ 再臨】おすすめポイント①
初期設定で読者を引き込む強さがある作品

未読の漫画作品で”読んでみようかな”、”読んでみたい!”と思わせてくれる要因はいろいろとあると思います。

・タイトルに惹かれた
・表紙に惹かれた
・作画に惹かれた
・面白いという評判を聞いて…

様々な要因があるかと思いますが、その中でも最も外れの少ない要因が初期設定に惹かれた”だと私は思っています。

もちろん
初期設定に惹かれたけど、作画がちょっと好みではなかった
初期設定はよかったけど展開についていけなかった
というパターンもありますが、他の要因で外れをつかまされるケースと比べたら各段に少ないというのが私の漫画ライフにおける持論です。

その点で、この【イキガミ 再臨】は”この初期設定を思いついた時点で勝利!”と思えた作品です。

このサイトにおいて、普段私は上記基本情報にあらすじに力を入れて執筆しています。
ネットの作品情報に書いてあるあらすじではなく、自分でしっかり作品を読み、この記事を見ていただいた方に少しでも作品の良さが伝わるように工夫しながら書いているつもりです。

しかし、ことこの【イキガミ 再臨】においては初期設定に作品の魅力が詰まっています。
ほぼ初期設定をなぞるだけのあらすじになりましたが、それで充分、それがベストだと思っています。

もちろん、作画も丁寧ですし、初期設定を活かしたストーリー展開も素晴らしい作品です。
少しでも気になった方はぜひ読んでみてください。

【イキガミ 再臨】おすすめポイント②
リアルとアンリアルのバランス

この【イキガミ 再臨】のような”もしもこんな法律があったら…⁉”のようなif世界を描く作品では、

そのif設定以外はなるべく現実的な設定にすること

が重要だと私は思っています。if設定以外が現実的であるほど、読者は想像し、より深く作品に引き込まれるものではないでしょうか。

「男女の身体が入れ替わっちゃった」のような作品であれば入れ替わりの要素以外がリアルであれば読者はもし自分が…と想像しながら楽しめるものだと思います。

『DEATH NOTE』があれだけヒットしたのも「死神(デスノート)の要素以外は現実的でロジカルに描かれている」という点が要素の一つとなっているでしょう。

リアルな世界観にアンリアルな要素を1つ落とし込むというのは
◆if要素をリアルに描く想像力
◆現実に起きてもおかしくないと思わせるロジカルな構成力
などが必要で【イキガミ 再臨】はこれらが完璧に近い、言わば完成形ともいえる作品となっています。

【イキガミ 再臨】おすすめポイント③
ありえない設定だけど”命”や”生きること”を考えさせられる

「法律によって1000人に1人の若者の生命が奪われる」なんて実際の世界では考えられない設定です。

ですが、この作品はおすすめポイント②でも紹介した通りそのありえない設定を絶妙にリアルに落とし込んでいます。

ストーリーは基本的には数話完結の形で描かれていますが、上述した通り国繁法がリアルに落とし込まれているのでそれぞれのストーリーで感情移入させられます。

”死”を目の前にした若者の絶望・後悔・開き直り・受容などがまざまざと描かれおり、ありえるはずのない設定の作品から
”生きること”
”生きている「今」、すべきこと”
などを考えさせられる作品となっています。

前編である【イキガミ】から1巻読み終わった後、なんとも言えない読後感に包まれる作品です。
ぜひ未読の方にはこの感覚を味わっていただきたいです。

【イキガミ 再臨】おすすめポイント④
国繁法の真の狙いとは?深いところまでの掘り下げに期待!

さて冒頭で前編である【イキガミ】からパワーアップして帰ってきた…と紹介しましたが、そのパワーアップポイントは「国繁法の真の狙い」です。

【イキガミ 再臨】では前編の終盤で描かれた戦争後の世界が描かれています。

そこでは国繁法の真の狙いがこういうことではないかという探り・勘ぐりが始まりました。

イキガミによって”死”を目前にした若者たちの24時間のドラマに加え、「国繁法の真の狙いは何か」という要素が加わり作品に漂う緊張感が一層引き締まったという印象です。

この探り・勘ぐりが国繁法とこれを有する国の行く末に繋がるような展開を運んでくるのではないかとこれからの展開に期待が高まります。

さいごに

以上、『この漫画を読んでほしい!【イキガミ 再臨】ありえない設定で命について考えさせられる衝撃作/国繁法の真の目的とは!?』について紹介いたしました。

前編である【イキガミ】はそのありえない設定で衝撃を与えましたが、続編である【イキガミ 再臨】も期待を裏切らない作品となっています。
続編でがっかりしてしまう作品も多い中、本作は記事本文でも紹介したとおり、まさにパワーアップして帰ってきたという印象です。

もちろん前編【イキガミ】を未読の方はそちらから読み始めていただく方がおすすめです。
が、基本的には数話完結のオムニバス形式となっているのでそんなに気にしない方は【イキガミ 再臨】から読み始めても十分楽しめると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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